奥多摩・雨降谷、金剛ノ滝


1月11日(土)快晴。

奥多摩のどこにしようかなあ、と地図を眺めながら行き先を検討し、今日は雨降谷に決めた。
今年は雪が多いのであまり奥の方はまだ無理だろうし、やばい道は行かない方がいい。 いつ降った雪だろうか、奥多摩湖までくると、大分残っている。
峰谷方面に右折すると、道路上にも圧雪した雪が残り、アイスバーンになっている。 幸、雨降谷は近いので、ゆっくり行けばチェーンの心配もいらない。
小学校をすぎ、お寺の前の駐車場に車を止め、歩き始める。
雨降谷の出会いはどこだ、どこだと周りを見ても、峰谷川に流れこむ水がない。 水のない貧弱な沢しかないが、他にそれらしき沢はなかったので、沢沿いの林道に入る。
林道は100Mくらいで終了し、山道に変わる。
水の音が少し聞こえてくると、小さな取水口がある。
沢を横断し、左岸の山道を行く。
しばらく行くと4Mくらいの滝があり、その上を渡り、今度は右岸沿いの山道を行く。 雪は少しあるが踏みこみが出きるので比較的歩きやすい。
しばらく行くと、本格的な取水口があり、前後にそれぞれ3Mの滝がある。
この上からはかなりの水量があり、水の流れのないのは、ほとんど水道用に使用されているためだとわかった。
少し行くと大きな滝が見えてくる。 2段・20Mの滝だ。
沢に降り、写真を撮りにいく。
上段は立派なスラブの滝できれいだ、新緑のときなどはいいだろうなあと思う。
また仕事道に戻り、沢沿いを行く。 しばらく行くと、仕事道もきれてくるので、沢に降りる。
左岸に滑滝で合流する枝沢をすぎ、すこしゴルジュ風になってくる。 夏であれば、水流沿いに行けるのだが、水の中に入りたくなかったので、左岸の沢沿いの獣道を拾いながら先に進む。
しばらく行くと、3段10Mの滑滝があり、上の方で沢は右に曲がっている。 2Mの滝をすぎ、上の方を見ると、大きな滝が壁のようなところから落ちていた。
これが雨降谷の大滝といわれる滝だろう。 右に門番のような大木が岩に食い込んで立っている。
今までの平凡な流れから、一転して、直立した壁になり、割れ目から20Mもの滝が落ちているのだ。 残念ながら、今年の雪で大きな枝が幾つも折れ、滝の前を横断するように倒れている。 とても人力では整理できない、いずれまた自然の力で整理されるだろう。
ここまではあまり危険なところはなく、比較的簡単にこれた。 また水量が多いときに来たいもんだ。
しばらく写真を撮り、帰路につく。 短いながらも水量のある大滝が二つもあり、みどころのある沢だった。
車まで戻り、飯を食べながら、帰り際に、もう1箇所どこか寄って行こうかなと地図を見渡し、金剛ノ滝に決めた。 金剛ノ滝は見る予定のリストにない(平凡すぎて)滝だが、近いところであまり行く所が見つからなかったのでしょうがない決めた。
車で五日市まで戻り、檜原街道を行く。 途中曲がるところを見落とし、村役場のところまできてしまった。 地図を見なおし、Uターンして、戻る。
戸倉の信号を曲がり、沢戸橋を渡る。
橋を渡ってすぐに左折すればよかったのを、また見落とし真っ直ぐ進んでしまった。 川の右岸を走っているのでおかしいと気づき、また戻って、橋際の道に入る。
川沿いを走るのだが、どんどん行くと砕石場になり、進入禁止になってしまった。 ここでもまた、道を間違えた。 慎重に戻りながら、分岐の道を探す。
川が二俣になるところに橋から奥へ林道が伸びている、多分今度は間違いないだろう。 しかし、ここまで滝をしめす案内は一つもなかった。
林道は凍結した雪で走れないため、橋際に車を止め、歩き出す。 平坦に近いような登りで林道は続き、横の沢の流れも緩やかに流れている。
15分も歩くと林道もお終い、沢沿いの山道になる。 沢が二俣になり、広くなったところにやっと金剛ノ滝への案内が出てきた。
水は伏流になり、河原を歩く。 すぐに水が出てきて、2Mの滝が落ちている。
滝横の岩をくりぬいたトンネルを抜けると目の前に金剛ノ滝が現れた。 期待してなかった滝だが、以外と美しい。
途中の平坦な沢と急なゴルジュとトンネルを抜けての滝という、意外な展開に、期待に反して、なかなかよかった。 狭いところなので落石にも気をつけなければならない。
岩の途中に金剛像があり、にらみをきかせている、滝壷に映る流れもきれいだ。
水量の多い時は幅広の滝となり、幾つもの筋をたらすだろうと思われる。 トンネルがなければ一般の人は入りえない領域だ。
思ったより綺麗だったので、今日も気分をよくし、るんるん気分で車まで戻った。

雨降谷出会―F1滝――F2大滝―――――車――――車――金剛ノ滝――車

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