丹沢・ギフチョウと無名の滝


4月1日(日)晴れ。
やってきました、春ですね!!。
毎年恒例のギフチョウを見に、石砂山に行きました。 今日は暖かく、早めに飛びだすだろうか。
9時すぎに中沢地区最後の民家の上から登りだす。
明るい尾根に出ると、もう上から降りてくる人達がいる。
腕章を巻いている、藤の町委託の巡視メンバーの人達だったようだ。
今年は新しく張られたロープが目立つ。なるべく登山道をはずれて、歩き回れないようにするためだろう。
尾根をゆっくり歩いていくと、早速一羽のギフチョウがひらひらと舞い、出迎えるように足元へ止まってくれた。
実に幸先いい出会いだ。最初の写真をゲット。アップで撮ろうとしたら逃げられてしまった。
牧馬峠からの道に合流すると、峠から登ってきた、何組かとすれ違う。

あまり歩き回ってもしょうがないので、いつも蝶がいるような尾根まわりをゆっくり徘徊する。
2,3度ギフチョウの飛ぶ姿を見かけた。
尾根登山道脇の切り株に、いい感じで止まっている。何枚かゲット、なかなかグッドな写真が撮れた。
頂上へは寄らず、トラバース道を散策、南側から中沢地区林道へ降りる道を行く。途中で一枚ゲット。
まあまあの姿も見られたし、それなりに写真も撮れたので、ゆっくり蝶との出会いを楽しみながら下った。
この時期だけなのだろう、今日は10人以上の団体さん2パーテーとすれ違う。
県教育委員会、藤野町、消防団員と、見回りや巡視の人が煩雑に通る。
車に戻り、時間も早いので、青野原前戸地区にある小沢の様子を伺いに行ってみる。

車は橋横の道路際に止められた。出会いまで行ける道がわからないので、右岸脇の道路に入ってみる。
道路は沢から離れていくので、適当に民家と民家の間にある農地を突っ切り、道志川方向へ向かう。
雑木林に入り、沢方向へ近づいていくと、大きな滑滝の姿が下方に見えた。
適当にロープを使い、滝下へ降りる。20Mはあると思われる、綺麗な滑滝だ。
丁度太陽が真上にあり、逆光になってしまう。なんとかそれなりの写真を撮る。
下を見ると出会いまで滝が続いていた。F2は8Mほどのカーブした滝、左岸から滝下へ行く。
下を見ると垂直の滝が続き、道志川本流の流れがすぐ近くだ。ロープを出して、出会いまで降りる。
F1は15Mほどのすっきりした滝。道志川両岸は崖崩れが進み、本流は狭くなっていた。
F1下へは、下流からも上流からも深みがあるので、本流から出会いに近づくことは出来ない地形だ。
どこか登れるところがないかなあと、見回したら、左岸小尾根にトラロープが一条垂れているのが目に入った。
これを見てロープを回収、そこを登って見る。二箇所、崩れた土砂でロープが切断されている。登っていくには、あまり支障がない。
登りきった入り口には看板があり、津久井土木が立てた“危険立ち入り禁止”の看板が下に転がっていた。
さっするに、がけ崩れの調査のために、敷かれたトラロープのようだった。
あとは、若い植林帯と、それに続く農道を登って行くと、国道に出られた。
ギフチョウもまあまあだったし、新しい滝も見られたし、満足満足の一日でした。

車―――石砂山散策―――車――前戸の沢散策

9:20  10:00   11:20  13:30

 

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