パール富士in足柄峠


平成29年11月5日(日)快晴。
天気予報では全国的に晴れマーク。
今年になって始めてのパール富士を足柄峠へ見に行って来ました。
早朝4時半にAさんと待ち合わせ、東名高速で大井松田まで走る。
インターからは、ほぼ一本道、夜明け前の足柄峠へ向かう。
今日は日曜日のため、多少の人はいるだろう、せいぜい、10人程度かなあ。
と思いながら峠に着くと、2,30台の車が止まっている、およよ。
パール富士になる40分前に到着、様子を見に、富士山が眼前に見える城址へ行って見た。
すると、すでにカメラの放列、数十人の人達がスタンバイ、あまり割り込む隙間がない。
あまりの人の多さにびっくり、ちょっと気が引け、他に見える場所がないかと林道を少し歩いて見る。

ピンポイントは、県道から林道寄りに100Mくらいだが、なかなか見通し出来る所がない。
さらに100Mくらい歩いた場所で、ようやく富士山方向が見えるカヤトのいい場所があった。
ここで見ることに決定、車をここの脇に止める。
夜明け前の、やや明るくなった空は快晴だが、富士山方向のみ黒い雲があり、富士山は全然見えない。
ほぼ、あきらめムード、それでも準備だけはしておこう、とカメラをセットする。
開始20分前、月は分厚い雲の中へ消えて行ってしまった。
雲の流れを見ると、少しずつ、左から右へ移動している。
6時5分頃が日の出、この頃から、山頂上付近に少し晴れの隙間が出来、なんとなく山頂らしいラインがおぼろに見えて来た。
あと5分なんとかならないか、とイライラしながら待つ。
開始3分前、雲の隙間から月が見えだした。それにつれ、山頂ラインも見えて来る。
ほぼ山頂にかかる寸前に、月と富士山頂だけが、はっきり見えて来た。
それから約1分間、山頂にかかる月は見えていたが、その後は、すべて流れる雲に覆われ、何も見えなくなってしまった。
見られた時間は、ほんの1分ほど、丁度山頂に落ちた時のみでした。

半分は成功、半分は失敗、それでも、少し見られただけでも良しとするか。
それから約1時間後、人々がいなくなった城址からは、雪のない雄大な富士山を見ることが出来た。
確かに快晴は快晴だったが、低空の雲はなかなかとれなかった。
帰路、不老滝へ寄って見る。
林道入り口に車を止め、塩沢集落まで歩いて行く。
塩沢川の水量は多い、飛び石での渡渉が出来そうもない。
靴を脱ぎ、裸足で一度右岸へ渡る。
Aさんが「冷たい、冷たい、足が痛い」と叫ぶ。
少し歩くと不老滝がある沢の出会いが見えてくる。
もう一度、渡渉しないと行けない。

流された鉄板があったので、二人で持ち上げ、放り投げる。
なんとか、あまり水に濡れず、渡れそうになった。
靴を履いたまま、あまり濡れずに渡れ、狭い出会いに着く。
出会いからは、水量の多い見事な滝が見えてくる。
滝までは、狭い樋状なので、右岸、左岸、うまく拾いながら倒木を避け、滝の前に立つことが出来た。
今日の不老滝は水量が多く、幅広で立派、撮影会を開始。
対岸へ少し登って見ると、しっかり40Mはあることがわかる。
滝前では、全体像はカメラに収まらず、少し下に降りないと、広角でも無理だ。
最初は、まだ日差しが入らず良かったのだが、途中から、上部に日が当たってきた。
適当なところで下り、本流へ戻る。
鉄板の橋を少し直し、石の上に乗せると、ほぼ普通に渡れた。
もう一箇所の渡渉は、再び靴を脱いで渡る。
通常の水量だと、靴をはいたまま、なんとか渡れるのだが、今日はだめだった。
長靴があればOK、集落から、ほんの100M、こんな立派な滝が見られる所はなかなかない。
久しぶりに訪れた不老滝だが、いい滝でした。
短時間だが、何とか見られたパール富士、水量多い秘境めいた不老滝、Aさんも満足げでした。
集落からの歩き、アサギマダラが羽を広げ休息中、いい写真が撮れた。
3連休の最後、混まないうち早めに246で帰る。

車――パール富士――不老滝――車

5:30  6:10   7:30  8:30

 

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