丹沢・世附バケモノ沢の滝


6月17日(日)雨のち曇り。
梅雨に入り、なかなか週末の天候が安定しない。
通常は土曜日に出かけ、日曜日は休養にあてるちゅうのがベストなんだけどねー・・・。
今週は土曜日が終日雨、日曜の予報が、雨のち曇りになったため、やむおうえず日曜に出かけた。
雨は降っているので、水量はそこそこありそうだ。
早朝はまだ雨が降っていたため、少し出発を遅らせる。
出発後、厚木付近を走っていて、ふと、気がついた。
しまったー、カメラの電池を充電器にいれたままだ。
あわててUターン、往復40分ものロスをしてしまったのだ。
この遅れが、あとにひびくことになってしまった。
浅瀬に着いたとき9時、止まっている車は1台もなし。
林道の修復が完了しないので、釣り人が入れないためだろう。
今日は、大又沢の奥のバケモノ沢に行くため、長い林道歩きになる。
ざーと、林道往復4時間、沢歩き2時間と見積もり、傘をさしながらゲート横をくぐる。
ゲート前の流された林道の修復は、完全に終わっている。
入漁料を取るコンテナには、しばらく休業すると書いてあった。
大又沢林道に入ると、立看板に”法行沢手前で工事中、人も通行止”と書いてあった 。
いざとなれば、沢に降りればいいや、と思いながら先へ進む。

法行沢手前50Mくらいの区間、林道がほとんど落ちていた。
幸、雨の日曜日のため、工事はやっていなかった。
残っている1Mくらいの狭い幅の道を通過、木々の間に見える法行の滝を眺める。かなりの水量だ。
これから先の林道は、手入れが出来ないため、結構荒れている。
地蔵平までに数箇所土砂が流出したままの箇所があり、落石も多い。
地蔵平周辺には赤シソがあり、かって人々が住んでいたなごりだろう。
お地蔵様には、花が添えてある、毎年、手入れに入る人がいるのだ。
数年前、ここまでタクシーが入っていたのを見たことがあるが、今ではとても考えられない。
雨はほとんどやんだため傘をしまい、セギノ沢沿いの林道に入る。
ここからは、さらに荒れている。途中2箇所横断区間は飛び石で渡る。
セギノ沢にかかる大滝沢橋を渡ると、山裾を回り、バケモノ沢沿いの林道に変わる。
もう、この辺になると、幅広い山道という呈そうだ、それでも、登って行くので標高は少しずつかせいで行く。
ところどころ、山抜けしたところを迂回しながら、終点まで進む。
林道歩きを2時間と見ていたが、3時間もかかってしまった。
バケモノ沢に降り、靴を履き替え、昼食のおにぎりをほうばる。
帰りは、最悪でも、ここを3時と決め、時計を見ながら、バケモノ沢を辿っていく。

今日の目的は2つの滝、水晶沢の滝とバケモノ沢の滝だ。
100Mも辿ると赤沢との分岐、水量はだんぜんバケモノ沢が多い。
15分ほどで、水晶沢の分岐に着いた。水量比は4:1、以外と早く分岐までこられた。
右の水晶沢に入る。少し滑もあり、割合感じのいい沢だ。
300Mくらい登り、左に曲がった地点に目的の滝は落ちていた。
なかなか感じのいい滝で、三段18M(10、5、3)の滝である。
1,2段は登れるので、カメラを持ったまま上段の下に出た。
3段目が一番すっきりした滝で、10Mくらいの直瀑だ。
これは登れないので、撮影後、横に逃げ、慎重に下る。
あまり時間がないので、早目に下り、分岐まで戻る。
今度は本流を辿る。こっちも、300Mくらい辿ると、大きな釜を持った小滝になる。
以前は深い釜だったのだろうが、砂で埋まり、簡単に越せる。
その上を眺めると、支流から高い滝が落ちていた。
これが2番目の目的の滝で、落差は30Mくらいだろうか。
水量は少ないが、3段に落ちる、見事な滝だった。
資料によれば、この沢がバケモノ沢で、本流は戸沢だという説もある。
帰りの時間を気にしながら撮影、無事今日の目的を果たし、下りにかかる。
林道へ上がる地点には2時半に着く。
これで、やっと明るいうちに帰れる目処がついた。靴を履き替え、林道に上がる。
たんたんと林道を下る、思っていた以上に長い歩きになったため、肩は痛いし、足も疲れた。
車に戻った時間は5時45分でした、途中の40分がなければ、もう少し余裕で歩けたのだが・・・。
それでも、目的である2つの滝は見られたので終わりよしとしよう。

車―――バケモノ沢―水晶沢の滝―バケモノ沢の滝――林道――車

9:10  12:10  12:50    13:50   14:40  17:45

 

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