菩提沢
11月19日(月)、快晴、しし座流星群を見たついでの菩提沢。
いやーまいりましたアッシャさん、一生に一度見られるかどうかの流星を見ました。
先週行った寺ノ沢で、丁度一人静かに見られる秘密の観測場所を見つけた。
駐車場の方では若者のうるさい声と車の音が聞こえる。
ここは道路から50Mくらい登ったところ、鹿が場所をとられたようで、周りでしきりに鳴きたてる。
天気は二時半ころから晴れて星が見えるようになった。
三時半ころのピークでは線香花火のようで、カメラのシャッターを切るのと、肉眼で見るのとで忙しかった。
そのまま夜明けを迎え、車で少し暖をとり、日の出後の菩提沢に入った。
菩提沢は東向きのため、もう陽が入ってきている。
今日も快晴のため撮影条件はよくない、いそがなくっちゃ。
出会いの手前の広場に車を止め、右岸の舗装された仕事道に入る。
大きな20Mくらいの堰堤を越えたところで沢に下りる。
この後も堰堤だらけで、10個以上越えたか。
ところどころ巻き道にトラロープが張ってあり、ハンター等が利用するらしい。
二股までは堰堤のみで何もない。
左俣は水量が乏しく、奥に堰堤が見えるためパスし、本流の右俣に入る。
この先にはもう堰堤はなく、沢幅も狭くなる。
少し滑とゴーロを登って行くと正面に見事な滝が見え、左右の壁は滝の高さの倍以上の高さで立ちはだかっている。
滝は2段になって落ちており、15Mくらいある、見栄えのする滝だ。
この滝は、やせた右尾根を立ち木を利用し急なざれを這って登る、けっこうキツイ登りだ。
あまり上に行かないでトラバースぎみに沢の方に戻り、上から覗きこむとF1の上は2Mの滝、3Mくらいの滑滝が続き、
その先はさらにF2.15Mの滝が堂々と落ちていた。
沢へはどうも降りられそうもない。
F2を見ると、F1同様周りはかなり高い壁、このまま滝を横目で見ながらさらに尾根を高く巻いて行く。
F2の上は少し傾斜が緩くなり、ようやく沢に下りる。
この先は左岸に滝を伴って合流する枝沢が2つと、本流は3Mくらいの滑滝で水もなくなりおしまいだ。
結局のところ、この沢の核心部はF1、F2のところのみだろう。
下りは来た道を二股まで戻り、右岸の仕事道に上がり、出会いに戻る。
明るい陽射しがもみじの紅葉をさす丹沢湖を眺め、充実した一晩を胸にし、帰途についた。
車――――――二俣―――3M最後の滝――菩提沢出会―――車
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