奥多摩・坊主谷他


5月24日(土)曇りのち晴れ。
今日は坊主谷をメインに周辺を散策する予定だ。
いつものように、吉野街道を走り、奥多摩湖に向かう。
途中、古里の手前の道路際に新しい花束があるのに気がついた。 これは先週のことだった。 手前のセブンイレブンで買いだしをし、パンをかじっていたところ、高校生ふうのグループが少し前に出発した。
ところが、数キロ先の今日花束があったところで、前後、ダンプが数台徐行しながら走っている。 歩道を見ると、事故ったのか、一人倒れていて、仲間が心配しながらいたのが目に入った。 自損らしいが、ぴくりとも動かず大の字になっていた。
これはあぶないなあ、と思いながら通り過ぎた。 わずか2,3分前に見たかれらの事故。 青梅街道ですれ違った救急車があったが、あの現場にいくのかなあ、と思いながら、けがはどうかなあと思っていたのだが。
今日、通ってみて、やはりだめだったのかと、あらためてオートバイ事故の怖さを感じる。 先週も今週も事故の話しをオートバイに乗る息子に状況を話したが、ふんふんとあまり気乗りせず、自分は大丈夫だよ、とのたまう。
以前、246では燃えあがる車を見たことがあり、いつも事故直後は自分自身も背筋がゾクっとする。
奥多摩湖の途中から右折し、峰谷川沿いに入る。 三沢橋を渡り、まずは右折し、カタサメ沢の出会いの滝を見に行く。
道路がヘアピンになり、沢から離れるところに車を止め、入奥沢に入る。 5分ほどでカタサメ沢出会いに出るが、滝は水量がなく一条の筋で落ちているだけだった。


あまり見栄えがしないので写真も撮らず戻る。 道を三沢橋まで戻り、反対側の峰谷林道に入って行く。
次はアカザス沢に行こうと思い、丁度いい広場があったので車を止める。 ここにはオートバイが3台止まっていて、河原にテントが見えた。
川沿いの林道を歩き、下に5Mほどの滝を見て少し行くと、荷物用のモノレールがある。 モノレール沿いに下っていくと、アカザス沢の出会いだ。
モノレールは山葵田の作業用のもので、線路沿いにかなり奥まで山葵田が続いている。 山葵田の淵を注意しながら歩いて行くと沢は1:1に分かれる。
右に続く線路沿いに登って行く。 山葵田が切れる奥に滝が見えてきた。 倒木がじゃまだが、きれいな7Mのスラブ滝だ。
モノレールの線路はまだ上に伸びている。 線路をたよりに急斜面をさらに登って行く。
滝の上は滑が続き、また奥に滝が見えてくる。 5Mほどの滑滝の上に直瀑が見えてきた。 10Mの大滝だ。
水量は少ないが、すっきりした直瀑である。 ここはこれでおしまいにし、林道まで戻る。
さらに車で林道を奥に向かって走り、坊主谷を橋で渡り、車を止める。 右岸の道を利用し、堰堤を二つ越し、坊主谷に降りる。
しばらく新緑を愛でながら、のんびりと緩い流れの中を歩いて行く。
右岸に段段の人工用壁が見えるところから沢幅は狭まり、ゴルジュとなって滝が見える。 2段5Mの滝だ。 間には大きな赤い石が挟まっている。

ここは左から小さく巻いたり、登れる滝は沢に降りて登って行く。 幾つか小滝があり、また5M・CSの滝、小滝と続き、上に堰堤が出てくる。 ここで最初のゴルジュはおしまい。
少し行くとまた小滝が出てくる。 その上には幅広の形のいい5M滝。
次は小滝を前衛にした7M滝。 この辺は滑、小滝と連続して出てくる気持ちのいいところだ。 7M滝は右側から小さく巻き、すぐ上にでる。
さらに滑と滝は続く。 次は電光形の滑滝。
周りの苔とあいまって、いい雰囲気をかもしだしている。 流れの中を気持ちよく登って行く。
続いて奥にCSの6M滝が見えてきた。 そろそろ核心の大滝に近づいたようだ。
6M滝を左から越えると2段に落ちる綺麗な大滝(2段・16M)が出てきた。 よくもまあこんな所に岩壁があるもんかと感心する。 今日のメインディッシュである。
今日の目的もここまでなので、ビールを飲みながら、しばし、この雰囲気の中にひたる。
最初のゴルジュから、ほとんど滑と滝が連続し、それもそんなに難しいところもなく、楽しく登ってこられた。
ゆっくりと鷹ノ巣山まで行ければいいが、今日はここまでと決めてきたので、昼食後、下山を開始する。
ビールを飲んだあとなので、少し足元がだるい感じがするが、ゆっくりと注意しながら降りていく。 途中、植林帯の中の仕事道に逃げこみ、道をひろいながら降りていく。 それでも登りと比べれば、わりあい短時間で降りられた。
今日も一日いい天気で気温もさわやか、釣り人と会うことも無く、静かな遡行が楽しめた。



 車――アカザス7M滝――10M大滝――車――坊主谷出会――最初のゴルジュ――大滝――車

 8:00  8:20     8:40  9:40   9:50    10:25     12:20  14:05

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