丹沢・屏風岩山


3月27日(土)くもり時々晴。
天気予報は晴れだったが、朝起きると、一面の曇り。
あまり芳しくなく、寒そうだったので、少し、ゆっくりめに出る。
丹沢湖に近づくにつれ、小雨からみぞれに変わってきた。
そのうちに上がるのを期待しながら出発する。
車は箱根屋沢出会いに止めた。周回予定なので、道路歩きの中間地点になる。
みぞれ降る中、県道を中川温泉方向へ下る。
バス停付近で、10数名の団体が出発しそうな状態でいた。多分、方向は同じ方面だと思われるので、早足で先行する。
細川沢左岸の登山道に入る。下から、二人のメンバーもあとから続いてきた。
通常の時期は、ほとんど登山者を見ないルートだが、ミツマタのシーズンになると、最近はかなりの登山者が入るようだ。
指導標に従い、神社脇から沢沿いの道路を歩き、途中から尾根に向かう登山道に入る。
途中には、少しミツマタも出てくるが、白くなりかけていて、ほぼ終わりの状態だ。
はっきりした道を尾根までゆっくり登る。

降っていたみぞれも、小雪となって、木々にうっすらと積もっている。
二本杉峠近くになって、小雪もやみ、ようやく薄日が射すようになってきた。
ここは十字路になっており、右の旧地蔵平経路に入る。
屏風岩山へは、右の尾根を登って行っても行けるが、この道の方が水平経路になっていて楽であり、すぐ先で一緒になる道でもある。
道が合流した所で、屏風岩山へ登り始めている先行の男女二人が目に入る。
この付近の積雪は数ミリ程度で、登山するには、なんら支障もなく、かえって少し雪が付いた景色が見られて、清清しい気持ちになる。
急な尾根を先行者に続きながらゆっくり登って行く。
平坦になると、最初のミツマタ群落がお目見えした。
咲き具合は丁度いいようだ。少し雪景色を前景に入れながら撮影する。
日差しを待ちながら、いくつか撮影を繰返した。
ここからは、広く平坦に近い尾根歩きになる。
途中、女性用の手袋を拾った。少し歩くと数名の女性グループに追いついた。
「手袋を落としませんでしたか」、と聞いたら、「すいません私達です」、とすぐに判明、すぐに落とし主がわかり、よかった。
以外と多くの中高年登山者が、屏風岩山を目指し、歩いていることに驚く。
下ってくる数名の中高年登山者とも、すれ違う。
屏風岩山山頂に着いた。先行者2名いるだけで、周囲の見晴らしもない平凡な頂でした。
何もないので、地形図を確認し、すぐに東峰へ下る。
バリエーションながら、かなりの踏み跡が付いている。
東峰は屏風岩山山頂とほぼ同じくらいの高さで、こちらの方が落ち着ける。

丁度昼時になったので、休憩を兼ね、コンビニおにぎりをほうばる。
下から4名の中高年女性グループが登ってきた。普通の登山道感覚みたいだ。
食べ終わってすぐに出発、下ると、踏み跡が左右に分かれる。
右は、はっきりした仕事道、左はあまり、はっきりしない踏み跡だ。
地形図を見ながら、どっちにしようかな、と考えていたら、右下から大勢の声がし団体さんが登ってきた。
先頭の人に、何処から登って来たのか尋ねると「笹子沢左岸から尾根に乗るバリエーションルートですよ」、と教えていただいた。
これではっきりした。左への踏み跡を下る。右のルートは、ほぼ準登山道なみのようだ。以前下ったことがある、イデイリ沢左岸へも続いていそうだ。
目標は大滝キャンプ場方向、遠くに箒沢集落も見える。
尾根道は、はっきりしている、最近も歩いた跡がある。
トラロープやザイルを張った箇所もあり、かなり整備された登山道のような感じだ。
木々の間に、またミツマタがちらちら見え出した。少し下ると、ミツマタの群落がお目見えした。
かなりの自然状態で、大きな株が多い、しかし、花の方は、ほぼ終わりに近づいていた。
4,5日遅い、という感じだ。写真を撮りながら、ゆっくり下る。
途中、左の植林帯の中へ下る道もあったが、ミツマタが多く咲く鹿柵沿いの道を下って行く。
朝、道路から見上げた時、見かけた、禿山のような尾根に出た。
数名の人達が一所懸命植林作業をしている。
禿山にポツンと一本のケヤキがあり、丹沢湖が良く見える。
この柵沿いにもミツマタがかなりある。
さあ、フィニッシュ地点は何処へでるのだろうか、楽しみにしながら下降する。
左下に大滝沢のキャンプ場とトンネル入り口が見える、どうも直接県道に降りるようだ。
踏み跡を辿りながら急な尾根を下り続け、最後は篠のトンネルに入る。
出たところは、大滝キャンプ場から200Mくらい中川温泉寄り、県道がカーブしていて、少しカヤトになっている地点でした。
ここから、車までは、数分の県道歩き、いい周回コースでした。

車――二本杉峠――屏風岩山――車

8:50  10:30  11:50  13:45

 

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