小菅から大菩薩峠


10月18日(土)晴れのち雨。
例によって、変わる天気予報。 週末では今日が一番いい天気のはずが、日曜日にずれてしまった。 それでも定例の山行なんで、雨が降らないかぎり、行くしかない。 今日はいつもの三人組で、小菅から大菩薩峠へ登った。
小菅から白糸の滝へ行く林道に入る。 小雨が降っていたが、しだいに晴れ間がのぞき、林道終点に着くころには、快晴になってきた。
日向沢登山口に3台、終点にも3台の車が止まっていた。 地元の車が半分で、あまり登山ではないらしい。
小菅川の山葵田へ行く巻き道を登って行くと、すぐに道が分かれる。
前きた時、分岐に手製の小さな看板で”大菩薩”とあったところだ。
ここを右に曲がり、日向沢方向に行く。 沢を渡り、少しいくと日向沢から来る登山道にぶつかった。
下に林道が見えるので、日向沢登山口からの方が、良かったようだ。 この道は山葵田の管理道みたいだ。
ここからしばらく山道を登って行くと、本来の小菅からの道にまたぶつかる。 ここには、はっきりした道標があり、小菅中19の看板がある。
登るにしたがい、看板の数字が減るので、いい目印だ。 下の紅葉はまだで、上に行くにしたがって、だんだん色づいてくる。
道は段差のない山道で、緩やかに登っていく。 昔は馬なども歩いたのかもしれないほど、歩きやすい道で足にやさしい。
しかし、こうゆう道でも沢を遡行しているときと比べると疲れる。 やっぱし、水のある風景ていいねえ。

ノーメダワとの分岐に付いた。 カタカナ文字でなんだろうと思うが何の意味かわからない。 ”そういえば、この上のフルコンバもカタカナだけどどう書くんだろうか、よくわかんないね” と話しながら登る。
登るにつれ、周りの木々がだんだん色づいてきた。 逆光に映える紅葉を撮りながら、山道を登っていく。
フルコンバ小屋跡に出た。 ここは景色のいいところで、絨毯のような紅葉と遠く雲取から続く山脈が良く見える。 昔、小屋があったころは、毎日が美しい眺めで、あきがこなかったんじゃないか。 丁度、丹波山村への分岐点でもある。
水場が”1分”とあったので、偵察に行く。 少し熊笹を分けていくと、すぐに水場に出た。 大石の下から涌き出る水は、大変おいしかった。
こんなに近くに水場があるなんて、ほんとにロケーションのいいところだ。

次に”牛の寝通り”の分岐を分け、少しある石畳の道を登って行くと、大菩薩峠に着いた。
登山中、一人の登山者にも会わなかった静かな小菅道だったが、峠に出ると沢山の人、人、人・・・・。 やはり簡単に登れるせいか、いろんなグループがいる。
南半分は雲、北半分は青空で、楽しみにしていた富士山は見えない。 南アルプスと八ヶ岳はよく見える。
歩いているうちにも、雲はどんどん広がってくる。 この付近の紅葉は丁度見頃だ。
賽の河原に降り、避難小屋を覗いてから少し上に登り、昼食にする。 ここまで来ると、結構風も冷たい。
さっそく登頂祝いをビールで乾杯。 周りの景色を眺めながら、ゆっくりと飯を食べる。

下からガスが湧くようになり、雲も全天に広がってきた。 ポツンと雨粒が落ちてきた。 店じまいをし、大菩薩峠に戻る。
介山荘をひやかし半分に覗き、早々と下山にかかった。 介山荘では、食べ物やみやげ物までも売っている。 裏には軽自動車があったので、なるほどとうなずける。
こちら側に降りる人は誰もいないので、また静かな山道に戻る。
雨が音を立てて降るようになってきた。 変わり身の早い天候だ。
雨は降っているが、木が道を覆っているので、あまり濡れる感じはない。 まだ上にいる人達は大変だろう、丁度いいタイミングで下山できた。
走るように、ガンガン下り、登りの半分で林道にでた。 下も降ったようだが、もう、ほとんどあがっている。
帰りに白糸の滝により、写真を撮っていく。 新しく、対岸に木の観瀑台が出来ていた。
晴れのち雨だったが、それなりに大菩薩への道が楽しめ、まあまあの一日だった。 あとは、いつもの帰ってからのお楽しみである。

車―フルコンバ小屋跡―大菩薩峠―賽の河原――大菩薩峠―日向沢登山口―車

8:20 10:30    11:30  11:50(12:40) 13:00  14:40   14:45


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