丹沢・日影山


カシミールでダイヤモンド富士を描いて見ると、日影山にあたった。
日影山山頂に行ったことはないが、地図を見ると、山頂はなだらかで、富士がよく見えそうだ。 出来れば、戻る時間を考えて、林道上からにしたかったのだが、日にちの関係でしかたがない。
天気もよさそうだったので、急遽、行ってみることにした。 少しでも花粉症対策になればと、100円ショップで事前にマスクとサングラスを買っておいたので持って行く。
玄倉から林道に入り、ゲート前に車を止める。 快晴の空に富士山がよく見える、このまま持てば最高だが。
時間があるので、まずは、田代沢の滝を見にいく。
完全武装をしてから5分ほど歩き、一つ手前にある一ノ沢に向かって、仕事道を降りていく。
本流の小菅川は、濡れずに簡単に渡れた。 一ノ沢右岸から、仕事道を登っていく。
登るにつれ、雪が少しずつ出てくるが、気温が高いので、快適に登っていける。
2箇所ほど、ザレて崩れているところがあり、最初のところは注意して渡れたが、2箇所目は、見た目かなり危なそうだったので、 渡るのをあきらめ、手前からロープを使い、急斜面を慎重に降り、田代沢のゴルジュ手前に降りたった。
ここはF1の少し上、この先滝が続く。 3連瀑(1.5,5,10)の風景は、いつ見てもすばらしい景観だ。

丁度太陽が滝の上方向にあり、逆光になってしまう。 いずれまた、新緑か紅葉時期の曇り空の日に来てみたいな。
右岸は垂直の崖が続き、下に長くいると落石が気になってしまう。 太陽の様子を見ながらしばらく過ごす。
帰りの仕事道への登りは、2箇所目の崩れがある、ザレた涸沢が登れそうだったので、とりついてみる。 割合、楽に登れ、最後の仕事道に出るところだけを注意して上がる。
日没までは、かなり時間があるので、一旦玄倉に戻り、ビジターセンターに寄ってみた。
丹沢には数百回も通ったが、いまだここへ寄ったことはない。 何か新しい発見があればと、ゆっくり周って見たが、特に目新しい資料はなかった。 平日のため、誰もいないので、写真集でも眺め、時間をつぶした。
まだまだ時間があまるので、ビールを飲みながらゆっくり昼寝、ようやく動ける時間になった。 再び林道前に車を止める。
林道を歩いていくと、午前中、車で入った森林組合の作業車が下ってきた。 車で峠まで行ければ楽なんだがなあ、と思いながら、先人が歩いた足跡を辿り、雪が積もっている林道を登る。
峠の林道から急登20分、日影山山頂に着いた。 なだらかな山頂だが、鹿柵と植林が続き、なかなか西方向に開けているところが見つからない。
唯一、富士山が見えるところが、山頂から100Mくらい南側にあり、ほっとした。
できれば、山頂から北方向に100Mくらいずれたところで富士を見られれば、山頂の真中に太陽が沈むのだが。
さあ、あとは日没まで、じっくり待つだけ。 もう少し霞みがとれればなあ。
日没が近づく、勝負はほんの1,2分だ。 夢中でシャッターを切る、時々撮影後をモニターで確認し、露出補正をする。 あっという間に日没だ、さあ急いで林道まで降りよう。
途中で星が見え、車につくころには、かなり暗くなっていた。
気休めの武装したわりには、目鼻がかゆい、明日の朝は、つらいなあ。

車――三連滝―――車―  ―車――日影山――日没―――車

8:20 9:30  11:10  14:20  16:00  17:20  18:40

 

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