近場のダイヤモンド富士


3月13日(日)晴。
被災地の皆様には、心よりお見舞い申し上げます。
我々には何も出来ないかもしれないが、募金でもしてお手伝いになればとも思う。
車を使うにも、ガソリン不足で、買い物程度の使用にとどめている。
地震のあった金曜日、5時間歩いて、やっと我が家に到着した。
途中、何度かあった飲み屋や食堂の誘惑にも負けず、ひたすら歩く。
着いてから飲むビールのうまいこと。

通常の人達は、電車が再開するまで待つか、一晩会社ですごし、翌日に帰ったようだ。
山歩きをしていた関係上、5時間くらいの歩きはそれほど辛くもないが、 革靴で歩くとさすがに疲れる。
計画停電には、びっくり、夕食中に突然停電、ここでも山道具は役立つ。
ヘッドランプをつけて一杯飲み、カレーをかき込む。あとは寝るだけだ。
ビバークや一人山中での泊まりは、経験があるので、暗闇には慣れている。
電車で帰宅中、周りが停電している姿も異様だ。満月前後で月あかりもあり、それほど苦にもならないが、 信号が消え、交差点では、徐行した車どうしが、ゆっくりすれ違う。無灯火の自転車にはあきれる。
しばらくは、被災者とともに、我慢の生活が続くだろう。

そんな訳で、近場でのダイヤモンド富士を見に行った。
綾瀬市の公園近くの高台に丁度、富士山がよく見える所がある。
今日の空には少し霞がかかったような雲があるが、かえって減光になるため、 いい姿が眺められそうだ。
5時過ぎ、だんだん富士山の姿が浮かびあがってきた。
ギャラリーは2名おり、同様な目的のようだ。
時々刻々と富士山頂に太陽が沈んでいく。
やっといいダイヤモンド富士が見られた。
一人の方は、「2月山中湖へ行ったが、いい姿は見られなかった」といっていた。
連休は、家にいてもしかたないので、公園をぶらぶら、河津桜を見たり、カワセミを見たりしてすごす。
色々な行事や、送別会も中止、しばらくは、節約モードでいくしかないだろう。

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