丹沢・虫沢川、ダルマ沢


1月26日(土)晴れのち曇り、虫沢川系ダルマ沢。
シダンゴ山へ行った帰りによったダルマ沢がよかったので再度本格的にチャレンジ。 寄から虫沢川沿いの虫沢林道に入る。
ゲーとは今日も空いており、いつも空けっぱなしのような気もする。 この前と同様、大畑堰堤の前に車を止める。
ここでデジカメを取り出して、写真をちょっと撮ろうと出したところ、電池残量がない事に気がついた。 大失敗、充電をわすれていた。最後まで撮れるだろうか。 撮影はモニターを使用しないようにしよう。
沢の水量は、1週間前の大雨の影響で、冬季としては珍しく、まあまあある。 沢沿いの登山道に入り、100Mも行くと、右岸の小沢に大きな滝の流れが見えた。 先先週はほとんど水が流れていなかったところだ。もっと水があればすばらしい滝になる、また大雨後に来よう。
少し進むと二股。右俣はほぼ探索を終わっているので左俣に入る。 水量から見ると左が本流のようだ。
F1・8Mの斜瀑を越え、F2・10Mの美瀑につく。 ここまでは前にきたところだ。さあ、これからが未知の世界、何が出てくるだろう。
F2は、右側の急なざれを大きな木の根をつかんで乗り越す。 登りながら右岸から合わさる滝を眺めると、下の2M滝の上に滑滝が続いている。
本流はここからまたゴルジュと滝が続いて出てくる。おもしろい沢だ。 水に濡れないように慎重にのぼり、4M、2M、3Mと次々に出てくる滝を越して行く。 遡行シーズンであれば水の中をジャブジャブ行きたいところ。
正面に綺麗な直瀑が見えてきた。 その上にも滝が見える。どうやら連瀑帯らしい。 滝が三つ見える。ここはどうやって巻こうかうろうろ。 右側から唯一登れそうなところがあるが、細い木と草のみでちょっと心細い。 左の水のない沢から大きく巻けるかと見まわしたが、登ってから崖になっていて、立ち木のあるところへあがれそうもない。 右側を100Mくらい下って登れるルートを探したが、がけとぬるぬるの壁であがれそうもない。 さてどうしようか。滝の上の方向を見ると右側から巻いたほうがよさそうだ。 意を決死、最初の登れそうな細い木があるところに取りつく。 助かったのはここだけ岩がかわいていて、フットホールドがしっかりととれたことだ。 木や草は補助的につかんでのぼり、大きな木のところまで来てやっと一安心。
連瀑に感動し、しばし楽しむ。 巻き道を辿るとやはり右が正解だ、左は大高巻きになるし、沢に降りにくい。
カメラは電池が乏しいので、最低減の撮影にとどめる。 ここを抜けると少し安心して歩ける渓そうになった。
しかし、すぐに3M滝がでてき、堰堤の前に5M幅広の滝が現れる。 この滝を一枚撮ったところで、シャッターが切れなくなった。 ついに電池がなくなってしまった。
右岸からは細流が滝となって合流している 堰堤を左から巻き、上にでると二股のやさしい流れに変わる。 正面は植林帯になった。
パ―んと一発、銃声が聞こえた。やばい、気をつけなければ、ハンターに間違って打たれにようにしよう。 この先、左の沢にはまだ水の流れは続いているが、上部を覗いた感じと、電池がなくなったため、帰る道を考える。
送電線があったので、そっちの方へ行けば巡視路があるのは確実。 とりあえず植林のなかへあがる。 仕事道があるので沢沿いに下ると、明確な道になってきた。 しかし、人が歩いた形跡はほとんどない。 小さな木の梯子があったが、真中に乗ると腐っていて折れてしまった。 針金で縛ってあるところに足をかけて登る。 あとは、沢沿いの中腹の道を下る。
ハンターに間違ってうたれないように回りを良く見ながら歩く。 送電線近くなって、虫沢林道が見えてきた。 尾根になり、秦野峠への登山道との分岐にでる。 これで道がわかった。 ここを下れば、右俣の沢の道標があるところへでるはずだ。 あとはどんどん下る。
降りたところが先々週歩いたところ。 二股を通り、堰堤前の駐車場に戻った。 帰りは早い、1時間で戻れた。
車が1台止まっている。 中を覗くと地元のハンターの車のようだ。 先ほどの銃声は、ここから入った人のようだ。 今日は早いが、カメラの電池がなくなったこともあるし、帰途についた。

車――――ダルマ沢F6堰堤上―――車

7:30    9:25       10:20

 

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