奥多摩・出石窪の滝


6月14日(土)晴。
まだ水量が多いので、奥多摩の出石窪の滝を見に行った。
普段はあまり水量がないため、見栄えのしない滝だが、F1の上に見える滝をいつかは見てみたい、と思いながら、なかなかチャンスがなかった。
通常、上の滝を見てみたいなんて、酔狂な人はいないと思うが、道路からは、かすかに見える程度なので余計に見てみたい、と思う。
海沢林道に入り、トンネルをくぐった先の林道脇に出石窪のF1の滝が海沢に直接落ちている。
林道の広い所に車を止め、どうやったら、F1の上に行けるか、観察してみる。
両岸はかなり切り立った岸壁になっているため、簡単には登れそうもない。
大きく巻けば、上へ登れそうだが、F2の上まで押し上げられそうで意味がない。
ようく覗いてみると、右からが少し段があり、なんとかとりつけそうだ。
橋の上から、右側の壁を少しずつ登る。
ロープを出して、樹にかけながら少しずつ登る。

F1の落ち口の高さより、もう少し登り、沢に近づくと、丁度F2の滝下へ降りることが出来た。
両岸を眺めてみると、ここからしか、降りることが出来なさそうだ。
左側は切り立ってかぶるように岩が出ている。
地震でもあったら怖い。
あとで、岩手・宮城地震を聞き、時間を調べると、丁度右側の崖を登っている時だったようだ。
F2の滝は、予想通り、すばらしい滝でした。
狭い、岩溝のような所に三段・15Mの滝を落としていた。
F1の滝から、2Mの滝を挟み、20Mくらい奥に落ちている。
水量が多いため、見事な滝になっている。
角度を変えながら、しばらくの間、写真を撮り続けた。
下りは、同じルートを慎重に戻る。

海沢に下り、F1の滝を対岸から撮影する。
ここだけだと、時間がもったいないので、金袋山にある、ミズナラの巨樹へ行って見ることにする。
日原鍾乳洞の少し先の林道に車を止め、林道から階段になっている巡視道に入る。
1時間ほど、ジグザグの急登にあえぎながら登ると、やっと尾根に出た。
尾根になると、緩やかになり、すぐに小さな板切れの看板で、一石山と書かれたところを通過。
しばらく境界尾根を歩くと、真っ直ぐ尾根へ行く道と右から巻いて登る道に分かれる。
踏み跡は、右の方がしっかりしていたため、巻き道を行く。
10分ほど歩き、尾根に上がると、目の前に、巨樹が見えてきた、地形図上では、人形山付近だ。
尾根が、平になった、真ん中に、どっしりと立っている。
最近、巨樹を目指してのハイカーが多くなったため、回りを囲む円形サークルが作られていた。
誰もいないため、ゆっくり撮影する。
上の尾根から、ペアの若いハイカーが降りてきた。
下る道を聞かれたが、少し迷ったようだ。
このコースには、一切道標のような案内板はない。
登りは、長かったような気もするが、下りは、あっという間にような感じでした。
丁度いい運動時間で、帰路についた。

車―――一石山――ミズナラ巨樹――車

10:55  11:55   12:10  13:35

 

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