円山木沢


1月31日(土)快晴。
今日は円山木沢の大滝を見に行く。
ここのところ雨や雪も降らないので、道路は大丈夫だろう。 宮ヶ瀬あたりから道路脇に雪が残っているが、心配ない。
早戸川林道は雪もなく、凍結もしてなかった。 丹沢観光センター手前の路肩に車を止める。
前はなかったが、橋手前に、しっかりしたゲートが出来ていた。 もう、林道奥に車で行くことが出来ない。

伝道まで車で行けた時期があったが、今は崖崩れの場所もそのままで、ここ数年、奥は手入れされていない。 林道を伝道まで歩き、造林小屋目指して登っていく。
造林小屋を過ぎ、対岸に滑滝のような滝が凍って見え、”ああ、円山木沢の隣りにも滝が凍るような沢があるんだなあ”と思いながら 進み、早戸川に降りた。
木橋を渡り、対岸の沢を少し登ったところで、ここはおかしいと気がついた。 すぐ横に、違う沢がある”そうだ、ここは多礼の沢と瀬戸の沢だ。
さっき見た滑滝が、円山木沢の大滝なんだ。 思い込みとはおそろしいもんだ。
いつも、造林小屋過ぎたところから大滝が見えていたので、あんなしょぼい滑滝は違うだろうと勘違いしてしまった。
早戸川沿いを、円山木沢出会いまで下る。 あった、あった、岩小屋が。
出会いは、ほとんど水の流れがない。
堰堤の上が出会いだ、もう5年前くらいに来ただけなので、あまり思いだせない。
登る途中、下を見ると、堰堤横を3人の若者がくるのが見えた。 多分、氷瀑登りをするんだろう。
大滝までは、すぐに着いた。 氷は薄く、下に水の流れが見える。
写真を撮っていると、先ほどの3人が登ってきた。 本格的な装備をしている。
「氷が薄い、やばい、あぶねーなー」 と思案している。

くっつくのがいやなので、大滝を巻きにかかる。 下に人がいるので、慎重に登る。
大滝の上には、F3の凍った滝が続いていた。 写真を撮るのも、水流沿いは登れそうもない。
ここも大きく右から巻いて登る。 その上はF4・15Mの滝。
ここは見事に凍っており、氷瀑が楽しめそうだ。
下の3人が登ってくれば、ギャラリーとして写真が撮れるので、登ってくるのを待つ。
しかし、下のF3にてこずっていて、なかなか登ってこない。 下からは「敗退だ」という声が聞こえてきた。
小1時間待ったが登ってこなかったので、帰ろうとしたところ、対岸に声がし、ようやく巻いて登ってきた。

彼らは、ここを簡単に直登して行ってしまった。 眺めながら、登攀の写真を撮り、下りにかかる。
ロープを出して、大滝の下まで降りる。 あとは沢沿いに降り、早戸川に出た。
日が当たる、沢沿いは暖かい、ビールを持ってこなかったのが失敗だ。
堰堤横までは、しっかりした道があったのであった。
ぷらぷら、歩けば、すぐに伝道の橋、こんなにも近かったのだ。
伝道沢をふと覗いて見ると、なんと滝で落ちているではないか、今まで気がつかなかった。 早速、早戸川に降り、滝を下から撮る。
なかなか感じのいい滝だった。
朝方ぱりぱりだった雪も、大分とけて、ぐずぐずになってきた。
これで、しばらく氷瀑もだめになるだろう。

車―――F4・15M――車

8:00   11:50     13:05

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