旧藤野町の滝


6月1日(日)快晴。
あっきーさんの紹介で、旧藤野町に幾つか滝があるのを知り、早速行って見る。
雨ばかり降っているので、滝の水量は申し分ないだろう。
今日は鮎の解禁日、相模川は多くの太公望達であふれていた。
まず手始めは、水流の多い時期に見たかった鮑子発電所下流にかかる滝に寄る。
鮑子バス停近くに車を止め、発電所近くまで降り、閉鎖された道を歩く。
予想通り、かなり水量の多い直瀑になっている。丁度、朝日がかかり、滝壺に虹がかかっていた。

手前右岸の小沢も鉄橋下にも5Mの滝が出現していた。
左岸の直瀑は20Mくらいあり、立派な滝だ。
車へ戻り、藤野芸術の家へ向かう。
芸術の家駐車場に車を止め、川上川に降りる。
多少水量が多い気がするが、もともと平滑のような川なので、なんの問題もなく遡行できる。
弁天の滝がある用沢は見送り、本流を辿る。ここから10分くらい歩くと滝があるらしい。
300Mくらい辿ると川幅が狭くなり、堰堤のような3M滑滝と、滝壷を持つ3M二条の滝が出てきた。
さらにその上部に続く幅広6Mの滝が見える。
実質は連続する10Mくらいの滝として見ていいだろう。

さらに、その上部には、”まごめの滝”という名が付いた滝があるらしい。今回は6M滝を見て戻る。
ここへ来て、弁天の滝を素通りする手はないので、用沢へ入り、滝下まで行く。
予想通り、ここも全体が簾状になるすばらしい滝に変身しており、寄って良かった。
あまり早く戻ると、レストランが開いてないだろうと思い、のんびり撮影する。
駐車場に戻ると、天気がいいのにあいまって、もう何組かの家族連れが訪れ、晴れの休日を過ごす準備をしていた。
10時ちょっと前、レストランを覗くと、従業員が、食事をしている。
ちょっと声をかけ、滝が乗っているというパンフレット(藤の細道200円)をゲット。
まずは、パンフレットを広げ、じっくりと、滝の位置を確認する。
見たことのある滝も乗っているが、幾つか見慣れない滝があり、かなり詳しく書いてある。
滝やバードウォッチングについて詳細な紹介があり、結構パンフレットとしては、異質、。

おそらくそういう方面に興味があり、藤野の野山を愛する人達による手作りパンフレットという感じだ。
知っている滝で、小渕にある”衣ヶ滝”だけは記載されてなかった。
地図を頼りに、回る順番を確認し、いざ次の滝目指し出発。
金山川にある、金山二段の滝へ行く。 町道を奥牧野方面へ向かうと、橋の下に滝が見える。
もう、旧秋山村との境付近だ。藪をこいで滝下へ出る。
この付近は、両サイド岸壁になっており、割れ目のようなところに、曲がりながら、二段の滝が落ちていた。
下段は3Mくらい、下から上段は見えない。
巻き道もないので、一旦町道に上がり、上流の踏み跡から、金山川に降りる。

上から上段を覗くと、2条6Mくらいの滝になっている。さらに、10M上流には、幅広5Mの滝がある。
5M滝の上へ降りてみると、左岸に枝沢が2本あり、水は少ないながら、それぞれ10M滝、7M滝をかけていた。
上流の本流へは深い釜がある小滝が続いている。
なかなか面白いところだ。もうこの先は旧秋山村だ。
次は奥牧野から、綱子川沿いの狭い町道に入る。
前川橋からくる道が合わさる付近に車を止め、綱子川に降りてみる。
緩やかに流れる川を遡行しながら、滝の気配を探す。
左岸の支流に滝が見えたので、そこまで行って見る。
本流から、50Mくらいのところに、5Mの滝が落ちていた。
これが、綱子川の滝だろうか?。本流には、滝があるような気配がない。
この滝の右側は、ちょっとした柱状節理の岸壁だ。
この滝から、本流に戻り、右岸に上がれそうな踏み跡を辿ると、藤野さつき学園の駐車場に出た。
滝がある小沢は、丁度、学園の対岸に見える小沢にあった。
これで、地図上にある滝をすべて踏破したことになる。
暖かい一日、のんびり滝めぐりの散策として、丁度よかった。

トップへ戻る