七つ滝&袋田の滝


11月20日(土)快晴。
明日20日は、茨城県大洗で同期会が開かれる。 参加予定は20人くらいの予定、幹事持ち回りで、今回は茨城県出身者が強制幹事に決まっているため、遠い大洗海岸なのだ。
今まで行ったことのない、茨城の滝を見るチャンスだ。 天気予報も、週末は晴れそうだといっていた。
例によって、金曜日の夜、出発する。 小雨が降る246を走り、都内に入る。
東京を走るのは好きではないが、どうしても通り抜けないといけないのでしかたない。
工事中のところが多く走りにくいが、若干のルートミスだけで、何とか国道6号線に入る。
あとは、水戸まで一本道だ。 夜は渋滞もなく、走りやすいが、この年になると、信号が見にくくなり、目が疲れる。 おまけに、すべて始めて走る道だからなおさらだ。
今日は、”道の駅さとみ”まで行き、そこで泊まる予定。 水戸までは、順調に走れた。

ここまでくれば、里美村はすぐそこだろうと思ったのだが、まだまだ距離がある。
単純に、水戸から一本道で里美村へ行けると思ったのだが、水戸市内でウロウロ、またまた国道6号線に戻る。
途中から、常陸大田方面に入り、そのうち、どこを走っているか、方向感覚がわからなくなる。
ローソンがあったので、道を訪ねると、すぐ近くに、国道349号のバイパスがあるという。
国道349号に入ると、あとは一本道、常に里美村方向へ進めばいいのだ。 やっと、”道の駅さとみ”の案内が出てきた。
近くのコンビニで、ビールを1本買い、”道の駅さとみ”の駐車場に車を止める。
時間は、午前2時半、かなり車が止まっている、あまり音をださないよう静かにして、ビールを飲み、寝袋にくるまる。
雨はまだ降っているが、朝までにやむことを期待しながら、疲れたので、一気に眠りについた。

目が覚めると、外はもう明るい、空には青空が見えている。 快晴になりそうだ、今日は最高だぞー。
トイレを済ませ、最初の目的地である、”七つ滝”へ向かう。
朝食は、四つ角のコンビニに寄り、簡単に済ませ、国道461号線を走る。
途中、道路脇に”下滝”という滝があったので、ちょっと見ていく。 お手軽なわりには、紅葉と幅広の滑滝とのマッチが良かった。
大能地区の先から、広域農道に入る。 ほぼ道なりに走って行くと、花園渓谷への分岐になる。
ここは、真っ直ぐ走り、花園神社先の駐車場に着いた。 ここから先は、ダートの林道”七つ滝柳沢線”だ。
少し走ると、小さな石の鳥居があり、七つ滝入り口に着く。 もう、一山越えると、福島県だ。
水量のある沢が、左右に分かれている。
左の沢沿いに、奥社への登山道が続いている。
紅葉もそろそろ終わりかけているが、まだまだ遅いもみじが、いい色をしていた。
ここは、北茨城市の観光名所で、石楠花が多いらしい。
石段の登山道を歩くこと5分、早くも七つ滝の下段部が見えてきた。 思っていた以上にいい感じの滝である。
3段20M以上あるだろう。 朝日が当たってきているので、早めに写真を撮っていく。
ここから先は、少し急な階段の尾根道を、滝を巻くように登っていく。 再び、沢近くなると、中段部の滝が見えてくる。
かなり険しいところだ。、 ロープを出し、中段にある二つの滝を見に行く。
丁度降りようとしていたところには、細い鎖が垂れ下がっていた。

中段部は、下から、5M、10M、15Mの連瀑帯だ。 周辺は、松やつつじ、石楠花と、それぞれの季節には、すばらしい景観が生まれることだろう。
最上段も、これまたすばらしい15Mのスラブの滝だ。 名前通り、七つ以上の滝が連なる、すばらしい滝であった。
いい撮影ポイントを得ようとすれば、ロープは必携で、一般の観光者には厳しいところである。
1時間もあれば、ゆっくり見られるのだから、簡単に見るもよし、じっくり見るもよしと、いいところだ。
花園渓谷は、紅葉が美しいと聞いていたが、滝がメイン観光のため、次の目的地である”袋田の滝”を目指し、そのまま林道を奥に向け、走る。
この林道は、HP上で見つけた道路で、おおむね良好とあったので、通り抜けてみようと思っていたのだが。 途中、第三滝見橋横に、10Mくらいの二段の滝が落ちていた。
幅は狭いが、そう落石を気にすることなく、車高の低い自分の車でも、問題なく峠の分岐に出た。
ここは、右の道を下っていく。
だんだん、走りやすい道になってくると、先が開けて、釣り堀が出てくる。
少し先で、舗装された道に合流した。 ここを左折し、北山川沿いに下っていく。 この辺の紅葉も盛りで、渓谷美が、とても綺麗だった。
少し、予定の道を間違って走ったため、再び国道461号線にでてしまった。
少し、遠回りになったが、袋田の滝がある、大子町に入った。 ここは、だれもいなかった七つ滝とは大違いで、観光客がうじゃうじゃいる。
車を止めようとしたが、どこも有料駐車場表示があったため、少し戻り、バイパスの道路脇に車を止め、歩いて行く。
5分も歩けば、喧騒とした人ごみと、おみやげ店が並ぶ道路に出る。

右回りで歩いて行くと、滝が見えてきた。 幅広で、水量の多い”袋田の滝”が眼前に広がってくる。
思っていた以上に、いい滝だと感じる。 紅葉もすばらしく、日のあたらない滝と日に映えた紅葉のバランスがすばらしい。
吊り橋を渡り、正面の観瀑台に行こうとしたら、この先有料と書いてある、ありゃ、たしかサイフは車だったなあと思いこみ、Uターン。
左岸の鉄の階段を登り、滝の上部見物をしてみる。 この遊歩道は、あまり眺めが良くなかったので、落ち口を見て引き返した。
少し戻りながら、考え直して見ると、サイフはザックに入れていたのを、思いだした。
ここまで来たのだから、有料でも正面からの姿を見てみないと、今度は左の道を歩いて、滝方向へいく。
トンネル入り口で300円を払い、正面観瀑台へ向かう。 観瀑台はかなりの人で一杯、滝が大きく、目の前に見える。
しかし、ここからの風景は、写真的にはアングルにとぼしく、あまりいい写真は撮れない。
金を払って見たわりには、ガックリ、トンネルを出た、吊り橋際からの景観が一番良かった。
おみやげに、朝もぎのリンゴを買い、車に戻った。 さあ、あとは大洗のホテルへ一直線、なつかしい友と会い、まずはビールで乾杯、風呂に飛び込み汗を流した。

車――七つ滝下段――最上段――車―――車―――袋田の滝――車

7:55  8:05    8:30  9:10  10:30  10:45  13:10

 

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