丹沢・火打沢支流から不老山


6月12日(土)晴。
先週の下り登山道で見た支流に、水音が聞こえたので、今週歩いてみることにした。
ついでに、不老山のサンショウバラを見に行く。
支流は登山道が横切るが、そこには水がなく、完全な涸れ沢だ。
登山道からは、先が見えない涸れ滝になり、本流に落ちている。
たぶん、F2の右壁あたりに落ちている沢が、そうだろうと思う。
水流があれば、立派な滝として拝めるのだろうが。
とりあえず、水のない涸れ沢に入ってみる。
少しゴルジュ状で、右に曲がった所でCS・5Mの滝にぶつかった。
これは、登れそうもなく、少し手前から右岸を登り、一旦登山道に出る。
植林地になったところで、再び沢に降りる。

しばらくゴーロの涸れ沢を歩いて行くと、上から水音が聞こえだした。
水が出てくると、登るにつれ水量も増えてくる。あとは滝がある事を期待するだけだが。
雰囲気はいいが、滑と小滝が続き、見栄えがする滝は出てこない。
すべて直登出きる小滝ばかりで、気持ちはいいが、すっきりしない。
やがて、枝別れするようになり、水流も少なくなってきた。
土壁から湧き出る水で喉を潤し、ペットボトルを満タンにしてから、中間尾根を登りだす。
上は867峰でその裾を回り込むようにして、登山道がある南西方面へトラバースするように、植林地を進む。
なんとなく、登山道らしき道が下に見えてきた。
降りてみると、しっかりした道なので、登山道だと思われる。少し登ると指導標があった。
休んでいると、下から単独の女性(ご老人)が、ゆっくる登ってきた。ここを一人で登ってくるのは珍しい。
花が目的らしく、この時期ならではの光景か、ちょっと会話をして、登っていった。

火打沢本流上部を巻くように行く登山道を登ると、尾根に出る。先ほどの女性が休んでいた。
ここを左折し、尾根伝いを緩やかに歩くと、林道に出る。
ここが番ヶ平で、ベンチがあり、サンショウバラの木が少しあった。
ここの花は、ほぼ終わりで、花びらが大分落ちている。林道から、不老山登山道に取り付く。
一旦不老山の894M峰まで登ると、緩やかな起伏が続く、尾根道になる。
一旦下り、最後の登り15分で、不老山の北峰に着いた。
数パーティーが休んでいる。サンショウバラは満開の木があり、山頂付近は丁度いい感じでした。
写真を撮ってから、南峰へも行ってみる。
この辺も上部は咲き、下部にはまだ蕾もあり、木の下には咲き落ちた花びらがある、という状態でした。
花の命が短いだけに、うまく全体が咲いている株に出会うのはなかなか難しい。
おそらく、樹下の二人付近は、もう、お終いだろうと思い、行くのはやめた。
富士山は霞がかかり全然見えない、腰をおろし、昼食を取っていると、団体さんが登ってきた。
騒がしいので、休憩はそこそこにして、また、北峰まで戻った。
もう一度、ゆっくり観賞してから、おもむろに、下山にかかる。
番ヶ平に着くと、数人の若者達がいた。頂上まで行くつもりらしく、時間を聞かれたが、こんなに遅くなっても登る人達がいるもんだな。
さらに、下山途中で、夫婦パーティーとすれ違う。
今日は蒸し暑く、なんとなく下山でも身体が重い、ゆっくり、ゆっくり降りる。

車――――登山道――――不老山――車

7:30  10:50  11:50(12:30)  14:20

 

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