不老山


6月5日(月)晴れ。
久しぶり、世附の浅瀬を訪れた。何年ぶりだろうか?。
過去の浅瀬のゲート前は車で一杯だった。
3月から釣りの解禁で入る人、登山で不老山へ登る人や林道奥まで歩いて楽しむ人、キャンプを楽しむ人。
それぞれ目的は違うが、沢山の人がゲートを通って行った。
それがどうだろう、手前の駐車場に車は無し、道路の路肩にも車は無かった。
平成22年の洪水で、林道への土砂崩落、キャンプ場は閉鎖されたまま、釣り人をチェックするコンテナは無人。
過去のにぎわいは何処へいったのだろう。
まずは、夕滝まで歩いてみる。
登山道のつり橋は無くなったままで、土台だけが見える。
ここのつり橋が流された以降は、ここを訪れていない。
道路から見える夕滝は健在だが、夕滝と書かれた看板は無くなっていた。
夕滝のある不老沢から50Mくらい上流に不老沢と同水量くらいの沢があったので、帰りに覗いて行こう。

さて、今日の目的は、不老山に咲くサンショウバラの花だ。
246を走行中の富士山は、くっきり見えていて期待が出来た。
できればサンショウバラと富士山のツーショットが撮りたい。
現在、浅瀬からの登山道は通行禁止になっている。
世附川に降り、飛び石で対岸に渡る。
好天続きで、川の水量が少ないのもあって、ほとんど濡れなかった。
スタートの植林地の中の登山道がわかりずらくなっている。
ピンクテープがあるので、少し歩けば、登山道の踏みあとに出る。
しばらくは、はっきりした登山道でそれほど歩きづらくもない。
不老沢を横断する所が少しわかりずらく、ざれてもいるので、四つん這いで少し巻き、沢に降りる。丁度、二俣地点だ。
対岸に上がると、再び、はっきりした登山道になる。
そのまま登って行くと世附峠の林道に出た。
登山道は歩く人が少なくなっているので、やや、荒れた感じではあったが、山慣れた人であれば問題ないだろう。
峠のサンショウバラは1本、丁度満開状態でした。

さあー、これからは普通の登山道、時期も時期だし、誰かには会うだろう。
不老山への登りでは、2名の単独者とすれ違う。
富士山は雲の中に入り、見えるのは難しくなった。
山頂のサンショウバラは、1本が満開、他は蕾だった。
花期は、個体差が激しく、いつごろが見頃の時期なのかつかみにくい。
単独者が小山方面から来たのをしおに、山頂を後にする。
下りでは、夫婦ペアと単独者とすれ違い、しばらく単独者と会話する。
世附峠には、車が1台止まっていた、地元の人の車だろう。
世附峠から、サンショウバラの丘(樹下の二人)まで歩いて見る。
雲が無ければ富士山が見られるはずだが、残念ながら姿は見えない。
サンショウバラの木はここの方が多く、沢山見られる。
残念ながら、山頂とここでは、標高や日照の違いからか、すでに終わりかけだ。
それでも、数本の木に、花びらが残っていた。
サンショウバラの花期は難しい、例年だとサンショウバラの丘は5月下旬から6月上旬、不老山山頂はそれから4〜5日あと。
この頃に行けば、何処かで、花が付いた木が見られることでしょう。
明神峠へのバス臨時便は小山駅発8時で、この時期の土日しか走っていない。
下りも同一登山道を下る。
不老沢横断点は、沢を50Mほど下り、小滝の上から登山道に戻った。この方が安全で安心して歩ける。
下りは峠から1時間ほどで林道に上がる。
朝見た無名の沢(後日水沢と確認)に入り、滝がないか覗いて見る。
出会いから50Mくらいのところに立派な2段10M滝があった。
見た目は直登出来そうだが、ずぶぬれになりそうで、今の自分の力では登れそうもない。
上流を覗いて見たかったので、左岸の植林帯を登り、沢を上から覗いて見た。
滑になっているが、大きな滝は無し、水源も近そうだった。
さあー、帰ろう、これくらいの歩きで充分、ややにわか雨もパラパラくる1日でした。

車―――不老山――世附峠――車

7:20  9:30   11:00  12:10

 

トップへ戻る