丹沢・源五郎沢大滝、大屋(矢)沢大滝


令和元年6月25日(火)くもり。
今日の目的場所は、源五郎沢大滝と大屋(矢)沢大滝。
天気予報は朝から快晴の予定だったが、くもり状態で、途中小雨。
善波峠付近でも小雨で、富士山は望むべくもない。
丹沢湖に入り、やっと雨がやんできた。
浅瀬方面に走り、橋を渡ったところのスペースに車を止める。
雲がどんどん山肌を登り、だんだん晴れてくる様相になってきた。
ロープで閉鎖されている世附川沿いの林道に入る。
道路沿いには滝があるフタマンザイ沢や上ノ山沢がある。
道路終点が閉鎖されたキャンプ場があったところで源五郎沢の出会いでもある。
以前は、県道から吊り橋がかかっていたが、今は無く、両サイドの土台だけだ。

出会いからは堰堤が見えるが、右岸から歩き、堰堤二つをパスする。
続いて出てくる堰堤を右から巻いて登ると、二俣になる。
この二俣は注意しないと見逃すおそれがある。
左俣は直進の広いガレ、右股は狭い沢で、ようく見ると上流にF1の姿が見える。
右岸の植林帯を歩きF1の手前まで登る。
この沢一番の難題がこのF1の巻きだ。
F1は、以前8Mとしたが、下で見ると10M以上ある立派な滝だ。
最近では12Mくらいあるらしい。
ここの沢は傾斜が急なことと岩質が脆いことにあり、
帰路のルートを確認しながら登る必要がある、登り詰めるのであれば、林道や尾根の下降ができる。
巻きは、左側を立木を利用しながら大きく巻き、落ち口上へロープを利用した下降になる。
残置すれば楽だが、先がわからないので引き抜く、帰路の取り付きはかなり苦しそうだ。
少し歩くと10MのF2。
ここの登りは、両サイドとも階段状で簡単に登れそうだが、やや外傾で怖い。
左の小さな溝を登ることにした。

ここも傾斜が急で足元も崩れる、落ち口より上まで登り、沢に降りた。
ここの帰路は支点がなく、下降は難しそうだ。
F3の滝は崩壊して今は無いが、少し登りにくいところがある。
いよいよF4−25Mの大滝だ、ここは健在、さあーカメラを回そう。
下りはF2,F1の滝とも左岸の樹林地帯をロープを出し懸垂下降しながら出会いに戻った。
結構、ロープに体重もかかり疲れた。
車まで戻り、県道に出て、大屋(矢)沢出会いが見える正面に車を止める。
源五郎沢だけでかなり疲れたが、時間も早いし、大屋(矢)沢は、そんなに苦しい所がないので登ることにした。
世附川を渡り、とりあえず出会いで昼食休憩する。
出会いから堰堤が続く、堰堤の巻きは簡単だが、巻いても巻いても堰堤なので疲れる。
やっと堰堤が終わり、少し歩くと二俣、右股には滝が見えるが、ここは左に入る。

左俣に入ると、滝が続いて出てくる。
どれも簡単に登れるので水流沿いを登る。
やっと、大滝が見える連瀑になった。
手前の5M滝が唯一ちょっと危険、小さく巻いて登る。
2段ー30Mの大滝正面に立つ。
撮影を済まし、下りに入る。もう、足腰はがたがた、一歩一歩慎重に歩く。
堰堤を二つ下ると、右岸側に緩傾斜の斜面が続き、獣道が続いていた。
これは、助かった、淡々と下り、少し出会いから離れて行く。
世附川に降りると、丁度道路に上がる場所が正面、石の上に腰掛け、蛭退治。
両足に数か所ずつ吸われてしまった。
20年前、西丹沢には蛭がいなかった。今はどの沢にも蛭がいるので、要注意。

車――源五郎沢大滝――大屋沢大滝――車

7:25  10:00    13:20   15:00

 

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