丹沢・源五郎沢


10月30日(日)くもり。
土曜日は雨の予報(しかし、実際はほとんど降らず晴れ間も見られた)、そのため日曜日に出かけるはめに。
今日は、西丹沢にある、源五郎沢を再訪問する。 まだ通常の水量よりは流れがありそうだ。
橋際に車を止め、鎖で通行止めになっている林道を歩く。 林道から植林帯に入り、三つ目の堰堤上に出た。 さらに二つの堰堤を右側から巻いて上がる。
本流の右俣は、このすぐ上から直角に曲がっているので、見逃さないように注意を要する。
最初の時は、すべての堰堤を巻いて、沢に降りたため、右俣に気がつかず、つい、左俣を行ってしまった。
実際の右俣を見ても、左俣より狭く、どう見ても本流は左だと思ってしまう。 急になった右俣に入り、少し歩くと、奥にF1・8Mの滝が見えてくる。
前回来たときよりは、水量が少ないようだ。 ここは、どうみても登れない、巻き道を考える。
左のザレルンゼを少し登り、小尾根に取り付く。
F1を上から見下ろすように乗っ越し、ロープを使って沢に降りた。 すぐに、2段・6Mの滝が出てくる。 ここは左より巻いて登る。
この沢は、かなり急流だ、ゴーロを登りながら振り返ると、それがわかる。
以前、一番苦労したところは、F3の巻きで、滑落に注意しながら、一歩一歩這うようにしてやっと横を登った記憶がある。
そのような場所が出てこないうちに、F4・20Mの大滝が見えてきた。 どうやら、F3は完全に崩壊し、ガレキの下に埋まってしまったようだ。

大滝下まで、あまりきついところはなくなってしまった。 大滝は相変わらず、見事な水を落としている。 公称25Mとあったが、20Mくらいか。 しばらく写真を撮り、ここから引き返す。
下りは、F2の下から、残置してあったトラロープを利用し、植林帯右岸方面へトラバースして逃げる。
そのまま、斜めに降り、左俣の沢に降りた。 最初の時見つけた、左俣の右俣にある滝を見るため、そのままゴーロの沢を登って行く。
右俣に着き、奥を眺めると、簾のような滑滝が見えた。 しかし、以前見た大水量の姿と較べると貧弱な滝の姿だ。
この沢は、三段30Mくらいの滝として続き、さらに10Mくらいの滝を越えると、その上から湧き出している水でおしまいになる。 あまりにも、前回との差があり、がっかりしてしまった。
ここから、ゆっくりと出会いまで戻る。 時間はあったが、日曜日のためあまり無理をしたくないので、ここでやめることにした。
相の沢出会いの滝を対岸から眺めていると、すぐそばから見てみたくなった。
ガードレールを越し、ロープを使って湖岸の木の上に降りる。 細い流れながれも、高さは12Mくらいあった。 ここは、紅葉と湖に映った姿の方がいいかもしれない。
今日はここでお終い、疲れが残らなければいいけどなあ・・・。
帰り際、大野山下のイスマ沢の滝を見て帰ることにした。 沢名の看板はイヌマ沢とあり、どうも勘違いしていたようだ、”イヌマ沢15Mの滝”と、訂正する。

車―――大滝―――車  

7:20 9:00 10:30 

 
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