丹沢・源次郎沢


9月1日(土)くもり。
初心者コースの沢でありながら、登り詰めた事がなかったので、行ってみた。
朝夕は雨が降るという予報だったので、ゆっくり出る。その通り伊勢原では雨だった。
滝沢園入口のところで、通行止めの看板が道路半分ふさいでいたが、たぶん大丈夫だろうと、そのまま進む。
多少林道は荒れてはいたが、車高の低い私の車でも、ゆっくり走れば心配なかった。
烏尾尾根の広場には、10数台車が止まっており、これから新茅ノ沢でも入るのか、ヘルメット姿で沢仕度の人が沢山いた。

戸沢出会いの終点にも、すでに10台程度止まっており、これから沢へ出発しそうな人もいた。
さすが、土曜日、人気の表丹沢だ。
いつもは、もっと早い時間に着いているので、こんなに沢山の人達をみたことがない。
短い沢なら、午後でもアタック出来るところが、人気のゆえんだろう。
源次郎沢にも何人かいるだろうなと思いながら、出会い堰堤下に降り立つ。
源次郎沢入口と書かれた道標より、もう少し登山道を登った所から降りると、二つの堰堤をパスする事が出来る。
すぐにF1が出てくる。以前より荒れた感じだ。
F2、F3は簡単に登ることが出来る。
F4大滝の前に出た。以前来た時はここまでで、これ以上上に登ったことはない。

下の滝はあまり興味なく、ここで初めてカメラを出す。
ここは高度感があるので、左の巻き道を利用し上がる。
落ち口付近を撮影し、少し登ると二股。ここは、F5の滝が見える右俣に入る。
この滝も怖いので、左の巻き道から越える。
少し登ると、水流は消え、伏流になった。
F6〜F8は涸棚で、下部はほとんど埋まり、さみしく看板だけが残っている。
水流こそないが、岩棚を登る雰囲気があり、緊張感は続く。
F6を越えた所で、靴を履き替えたが、靴下を脱ぐと、一点の血、ヒルにやられたらしい。表丹沢では初めてだ。 吸ったヒルを探したが、途中で落ちたらしく、見つからなかった。

垂直に立っているF9CSの涸滝は、登れそうもない。ここも、しっかりした巻き道が左にあり、それを利用し登る。
F10の看板がある涸滝を登り、少し行くと、右側にわらじがぶら下がっていた。
この辺から尾根に出れるのだろうかと見まわして見たが、あまりはっきりした踏み跡が見つからない。
さらに小窪となった沢を詰めると、右尾根に上がる踏み跡があった。
この右尾根を少し登ると、詰めの象徴とされる、赤い岩の下に出た。
この下の道が沢方向にあったので、それが花立方向に行く道かと思って進んで見たが、この道も沢から上がる道のようだった。
赤岩の下に戻り、巻くようにして上がると、気持ちのいい草原のような所に出る。
晴れていれば、遠く相模湾方面が良く見えそうだ。今日は生憎霧がかかり、何も見えない。
この尾根が誠次郎尾根だろう。少し登ると、また見晴らしのいい岩稜地帯。
笹原に付いた一本道を登って行くと、左手に廃屋が見える。さらに道なりに歩くと、登山道に出た。
さて、花立は上か下か。少し登って見たら、登山者が降りて来たので聞いてみたところ、下でした。
100Mほど下ると、目標である花立山荘に着いた。
財布を車に置いてきてしまったので、何も買うことが出来ない。名物のカキ氷でも食べたかったが、コンビニおにぎりを食べる。
丁度、アサギマダラが吸蜜していたので、パチリ。あとは、嫌いな階段の道をゆっくり降り、天神尾根道を戸川目指し下った。
ゆっくり歩いたつもりだが、沢中では誰にも会わなかった。
源次郎沢は、簡単に登れる滝が多く、上部涸棚も岩登りが楽しめ、詰めが簡単で眺めもいいと、結構お薦めの沢でした。
余談だが、いかに画像の大きさを落とすか苦労している。どうしてこうなるのか分からないが、ソフトを使って回転させるだけで、 1720KB(2272×1704ピクセル)から496KBに落ちる。なんで落ちるのか分からない。それをさらに切りとって落とすと 12.7KB(333×250ピクセル)だ。ソフトによって、落ちる度合いも違う。

車――――花立山荘――車

8:55  12:40   14:20

 

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