丹沢・源蔵小屋谷、右枝沢の滝


4月8日(金)くもり。
今年初の丹沢、足腰の様子見がてら、散歩のつもりで出発する。
行き先は、源蔵小屋谷右枝沢にある滝で、その滝を尾根から眺めてみるつもりで行きました。
以前、とあるホームページの記録に、”尾根から眺めると立派な姿の滝が目に入った”、とあった。
枝沢にある滝のことだが、真下から見ると、水量は多くなく、下部は分散した滝になるので、それほど見栄えは良くない。
落差はかなりあり、20Mを越える滝だ。
少し雨も降ったし、早めに行かないと木々の芽生えが進むし見えにくくなるだろう。

今回は300mmの望遠を詰めたので、ザックが少し重い。
孫右衛門の滝があるゲート前に駐車、今日は平日のため誰もいない。
ザックを背負うと少し腰に痛みが走るが、林道を歩いているうちに慣れた。
途中、三窪の滝と小洞の滝も良く見えていたので帰りに撮影して行こう。
広河原上に到着、源蔵新道へと書いてある踏みあとに入る。
さて、前回、堰堤群はどうやって巻いたっけ。
記憶を辿りながら植林帯の踏みあとを登る。
確か適当なところから沢に降りたと思った。
丸太で巻いた堰堤よりは上に降りなければならないと思っていた。
下降は少し急なため、ロープをだして降りる。
さぁー確かこの後の堰堤はすべて右から越えられるはずだ。
堰堤越えも、ガバホールドが欠落していたりして結構疲れる。
やっと最後の堰堤を終えると、二俣になる。
ほぼ1:1の水量で、真っ直ぐのガレ沢が彦右衛門谷、左の沢が源蔵小屋谷だ。

間の尾根に登らなければいけないので、何処から登れそうか地形を見る。
小さな窪が間にあり、少し水の流れがあるが、比較的斜度が緩く、なんとか登れそうだ。
下部は窪のガレの上を登り、途中から右尾根へ逃げる。
たいして踏ん張ってはいないが、ボンドで応急的に修理した靴底が剥がれてきた。
だましだまし登り、小窪が湧きだしている横を登り、尾根上に出る。
すると、右枝沢の滝が比較的近くに見えて来た。
丁度落ち口くらいと同等の高さだ。
確かに、この尾根から見るほうがかっこいい。

芽吹き前ながら、下半分は木々にじゃまされて薄く見えるだけだ。
上部が見える位置も限られ、この尾根からは、全容が見えない。
落ち口の上も45度くらいの流れが5Mくらい続いている。
上段が10Mの直瀑、下段は10Mの分岐瀑、さらに斜度の強い滑が20Mくらい続く。
下では晴れていたが、山中は曇り、丁度見る方向に太陽があり、雲のおかげで助かった。
適当に撮影し、目的は完了したので下山にかかる。
滝のある沢へも下降可能だったが、あえて降りず、二俣まで靴を気にしながらロープを出し降りた。
降りて靴底を見ると、完全に剥がれ、車まで戻るのは無理。
用心して持ってきた、擦り切れ寸前の沢足袋に履き替え、堰堤群を降りた。
長年愛用してきたズボンはすでにゴミとなり、これで運動靴と沢足袋も買い替えなければならなくなった。
帰路、三窪と小洞の滝を300mmで撮影して行く。
途中で撮影した紫色の花の名前はキクザキイチゲらしい。
今年最初の丹沢だが、結構疲れた、だんだん踏ん張りが効かなくなっている感じだ。

車――――広河原――――二俣――――車

8:05   8:45    9:30   13:00

 

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