石砂山ギフチョウ2009


3月21日(土)快晴。
今年のギフチョウの出現はどうかな、と快晴の陽気にさそわれ、石砂山へ行ってきました。
まずは気温が上がるまでの間、二つの滝見物。
青根にある第二発電所近くにある、荒井沢の滝と菅井沢の滝を見に行く。
発電所に下りる階段の上の広場には、丁度満開の河津桜が咲いていた。
吊橋から見え、道志川に直接落ちる荒井沢の滝は、まずまずの水量で落ちている。
まずは手前左岸に落ちる菅井沢の滝を見るため、川岸に降りる。
太陽が直接当たっているが、綺麗な線を描いて滑るように一枚岩を落ちるこの滝はお気に入りだ。
荒井沢の滝を撮っていたら、電池マークが半分近くになっているのに気がついた。

これはやばい、撮影枚数を減らし、そこそこに引き上げる。
登りは、菅井沢の滝を横に見ながら登り、仕事道に出る。
車までの間一汗かき、気温も上がってきていい気持ちだ。
さて、牧馬まで戻り、中沢地区までの細い道に入る。
車一台がやっと止められるスペースに車を置き、石砂山に登っていく。
この山は、里山であることと、ギフチョウの早春はかなり人が入るので、いたるところに仕事道が走っている。
。 登り始めが10時すぎ、そろそろいい時間だ。
例年、カタクリとすみれ、それに桜が満開を迎える頃がベストシーズンだ。
風のない晴れた日で、気温も15度くらいに上がれば、最も条件がいい。
さあ、飛んでいるかな、と目を凝らしながら、ゆっくり登っていく。
最初の尾根で二人の写真マニアに出会う。

まだ、目撃はしてないらしい、下りでまた一人に出会う。
いつもいるような場所で、ゆっくり見回しながら歩くが、なかなか出会うことが出来ない。
タチスボスミレも少し早いようで、来週あたりが見ごろか。
尾根に置いてある寒暖計の気温は12度をさし、まだ気温は少し低いようだ。
山頂へは行っても意味がないので、うろうろ探しながら歩く。
例年、必ず会える、とある尾根に登ってみた。
ここの尾根は蝶道のような場所になっていて、ほとんどはずれがない場所だ。
尾根に登り、とりあえず一休み、とパンをかじり始めたら、1頭のギフチョウが現れた。
やっと会えた、静かに観察し、止まるのを待つ。
蝶は、しばらく行ったり来たり、目の前を通り、地面に止まった。
さあ、本格的に撮影開始、蝶が舞い上がったら、動かず、静かに止まるのを待つ。
そのうちに、また1頭現れた。
2頭になると、お互いにからむので、なかなか止まってくれない。
分かれて、1頭になると止まる。

撮影していると、一人の愛好家が登ってきた。
「ああ、飛んでいる、やっと会えた」と感激していた。
そのうち3頭になり、撮影枚数もガンガン増える。
ほぼ満足な枚数が撮れたので、挨拶をして、くだりにかかる。
初日にこれだけの枚数が撮れたことはラッキーだった。
途中、県教育委員会の方々が、早くも捕獲をしていた。
結局、今日見られたのは、あの3頭のみでした。
さあ、次はすみれか山つつじで吸蜜している姿のギフチョウを撮影したいが、その機会はあるだろうか。

車――蝶の尾根――車

10:00  11:00  12:00

 

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