2014石砂山のギフチョウ


3月29日(土)晴。
早朝のカワセミをみてから、今年のギフチョウの様子を見に石砂山へ行ってきました。
カワセミはそろそろ子作りにいそがしくなり、あまり出は良くない。
9時に切り上げ、石砂山へ向かう。
気温は高くなりそうだが、空模様は雲が多く、あまりぱっとしない。
カタクリや桜も咲き出し、ギフチョウの出はどうか。
驚いたことに、宮が瀬周辺の沢筋にはまだ雪が残っていた。

この時期に、県道近くで雪を見たことはない。
牧馬峠手前に車を止め、ポイントを確認しながらゆっくり歩く。
ここ、石砂山の沢にも残雪が見える。
スミレやつつじの花もほとんど見えないし、芽吹きもまだだ。
ゆっくりと後ろを振り返りながら歩くが、ギフチョウの姿は見えない。
1時間ほど歩いたが、1頭も目にすることが出来ない。
気温は高く、木にくくりつけてある寒暖計のメモリは17度を指していた。
日差しが少ないのが少し気になるが、条件は整っている。
今年は、大雪もあり、羽化が遅れているのだろうか。
もう一度、同じ道を辿り、見られなければあきらめて帰ろう、と思っていた。

だんだん日差しも出てきた。陽だまりの尾根でちょっと休憩していたら、可憐な舞のギフチョウが現れてくれた。
なんとかカメラに収めることも出来、なんとか目的をはたすことが出来た。
それと同時に、今まで人と会わなかったが、同様の目的の登山者に合うようになった。
もう1箇所を見て最後にしようと思い、そのピークに向かったら、先行者が降りてきて、 「飛んでますよ」と言ってすれ違う。
ピークには、もう一人の先行者が蝶を追っていた。
ここでは、2頭のギフチョウが回遊しており、ゆっくり眺めながら止まるのを待つ。
一瞬、目の前に止まった。距離は1.5M、引くにひけない、動けば飛びたってしまう。
静かにカメラを構えてみると、ぎりぎりピントが合った。
シャッターを2度切ったところで、ギフチョウは飛び立ってしまった。
全部で数頭の目撃しかなかったが、撮影することが出来、なんとか初見の目的を果たすことができた。
今年の出は少し遅いようで、ピークは桜やつつじが満開になる来週から、さ来週になるだろう。
それにしても、今日は暑い、宮が瀬の温度は22度を示していた。

車―――石砂山中腹――車

10:15       14:00

 

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