丹沢・五町歩の滝


令和2年4月24日(金)晴。
今日の目的は五町歩の滝。
五町歩の滝へは、塩水川沿いの林道から、右岸尾根を辿る方法とオバケ沢径路を辿る方法がある。
現在、県道70号線は、札掛から宮ヶ瀬まで通行止め、札掛から入るしかない。
ヤビツ峠を越え、札掛まで走る。
橋の先から完全通行止め、無料駐車場に車を止める。
車は3台止まっていた。
気温は6度で寒い。風も冷たいのでライトダウンを着る。
駐車場近くからの登山道は通行止め、丹沢ホーム横からの登山道を登る。

途中、塩水川の吊り橋からの分岐に着き、長尾尾根道に入る。
右側の鹿柵が途絶え、新大日2KMの道標を過ぎる。
そろそろ、オバケ沢径路の入り口だ。
ちょっと入り口を見落としたが、尾根から塩水川方面を覗くと踏み跡が見えた。
ここからが、オバケ沢まで通じていた水平なオバケ沢径路。
かっては、馬が通った道であったが、現在はかすかな踏み跡しかない難路。
鹿柵の入り口を2回越えると、踏み跡は怪しくなる。
足を踏ん張り、斜面を注意しながら進んで行くと、斜面が大きく崩れ、真っ直ぐ行けない。
ここは大きく下るか、登って巻くかどちらかだ、以前はなかった場所だ。
登って巻くことを選択、あんまり苦労することなく巻けた。
しばらく進むと滝音がしてきた。
やっと五町歩の滝に到着、ロープを出し、滝下まで降りる。
以前撮影した烏天狗のイメージ(烏天狗)を探したが、それらしき形が見えない、どうしたんだろう。
流れが変わったのか、岩が崩れたのか。
後日、以前の写真と見比べていたら、やっと気が付いた。
今回は約1条の流れ、前回は3条、本来は烏天狗の顔を中心に左右水が落ちているところが、今回は右1条のみ、それで顔が出てこなかったのだ。
とりあえず動画撮影をする。

ミソサザイの声が聞こえ、滝横にくっついていた。
しばらく撮影し、右側から巻いて落ち口にあがる。
オバケ沢径路は落ち口上から大棚沢を横断し、バケモノ沢に至る。
しかしながら、踏み跡はこの先ほとんどわからない。
五町歩滝は下からの姿と上からの姿では、大きく違う。
下からは烏天狗、上からは3条に落ちる綺麗な滝(別名貴婦人の滝)。
しかし、以前と比べると、かなり変わった姿に見える、これも台風19号の影響だろうか。
今日はここだけが目的地だったので、来た道を戻る。
登山道に出るとホットする、荒れてはいたが、なんとかオバケ沢径路を辿ることが出来た。
尾根を吹き抜ける風はまだ冷たい。下山した駐車場での気温は9度だった。
今日も、登山中、誰にも会わなかった。
新型コロナの影響で、公共の駐車場が閉鎖されつつあり、メジャーなコースの駐車場はしばらくだめかもしれない。

車――径路入り口――五町歩の滝――――車

8:35  9:30   11:30(12:30)  14:55

 

トップへ戻る