奥多摩・水久保沢から御前山


4月26日(土)くもり時々雨。
天気予報は、くもり後晴れ間ありだったので、御前山のカタクリを見に行ったのだが、奥多摩湖に着くと、 冷たい雨が降っていた。
仕度をして、出発するころには、雨は上がった。湖岸遊歩道を歩き、水久保沢出会いに着く。
水量は、ほどほどあり、期待しながら、沢沿いの仕事道を登る。
小河内峠への分岐を分け、本流沿いの道を歩くと、山葵田がある枝沢が出てくる。山葵田の奥には4Mほどの滝があった。
本流沿いの仕事道は、かなり上流まで続いている、山葵田がさかんな頃、作られた道らしい。
沢には変化がないので、最後の二股まで、仕事道を歩いた。
道型が無くなったところから、沢を歩く。常に水流が多い方を選び登って行く。
行けども行けどもゴーロの沢で、結局何もなかった。
水が無くなった所で、10Mほどの涸棚が出てくる。

ここは、右から巻きながら尾根に乗る。靴を履き替えていると、上から、人の声が聞こえて来た。
もう、登山道は、そう遠くないようだ。100Mほど登ると、立派な仕事道に出た。
さて、右か左か、尾根の登山道に出るには、どっちだろう。
左右、少し歩いてみるが、両方向とも下っているように感じる。
どちらも、すぐに尾根道に合流するかどうか、はっきりしない。
尾根道に出ないまま下ってしまってはどうしようもないので、もう一度人の声が聞こえた付近まで戻り、仕事道から尾根に向け、直登する。
100Mほど登ると、尾根の登山道に出た。出た所は、どの辺か、よくわからない。
たぶん、小河内峠と惣岳山との間の尾根だと思うのだが。登山者がいれば、聞いて確認できるのだが、前後誰もいない。
中間尾根だと思い左に進むと、少しきつい登りになる。
登りきった小ピークに道標があり、これで方向は間違いなかった。
少し下り、またきつい登りになる。登りきった所が惣岳山だった。
尾根上は霧が巻き、日が差すような雰囲気はない。
とりあえず、閉じたカタクリを眺めながら、御前山へ行く。
こんな天気にもかかわらず、頂上は沢山の人で賑わっていた。
簡単におにぎりを食べ、早々に下山する。まだまだ、沢山の人が登ってくる。
開いているカタクリは皆無で、あまり写真撮影に向くアングルがない。
日差しが1,2時間でもあれば、開いたカタクリの撮影が出来るんだが、太陽の姿が見えないのでは、どうしようもない。
惣岳山から奥多摩湖に向け下る。途中から、雨が降り出してきたので、サス沢山からは、湖畔遊歩道へ続く道を降りて見た。
湖畔までは小雨で持ったが、だんだん本降りになり、折りたたみ傘を出す。
結局、今日一日、日差しが出ることは無かった。
割合に寒く、収穫も無かった山行だったので、疲れも倍加した1日でした。

車――水久保沢出会――仕事道――御前山―――車

7:35  8:10    10:50  11:50   14:30

 

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