御前山2009


4月18日(土)くもりのち晴。
週末の天気がよさそうなので、御前山のカタクリを見に行く。
周回コースをどうとろうか、と考え、クロノ尾沢からの登山を思いつきました。
水の戸林道の脇に車を止め、歩きだした。
赤井沢の流れを見ながら、鋸山林道を登っていく。
当初、クロノ尾沢を遡行してから、適当な尾根を詰めて御前山に登る予定だったが、 出会いを見逃したことと、沢足袋を忘れてしまったこともあり、あっさり遡行はあきらめた。
林道をそのまま歩き、クロノ尾沢を横断するところまでダートの林道を歩いていく。
クロノ尾沢上部は林道からの土砂崩れと間伐による倒木で埋まり、醜い状態だ。
下部のみが、遡行対象だろう。
地形図上は、クロノ尾沢手前で林道は終わっているが、実際はまだまだ先に続いている。
終点近くから、踏み跡のある尾根に乗る。
かすかな尾根道を拾いながら登ると、水の戸から登る、中尾根の登山道に出る。
50M先には、狛犬をともなった小さな祠があった。

登山地図からは消されているが、地形図上ではしっかりとした破線の道だ。
そのまま尾根を登ると、クロノ尾山で尾根上の登山道にぶつかった。
ここまでは人に会うことはなかったが、尾根上の登山道では、数人のパーティーとすれちがう。
予報のわりには、天候がかんばしくなく、なかなか晴れ上がってこない。
ゆっくりカタクリを探しながら登っていくと、ようやく日差しが出るようになってきた。
これで、閉じていたカタクリも花が開き、撮影のチャンスがでてきた。
少なくても、日差しが出てから、30分以上たたないと、花がそっくり返らないので、のんびり歩く。
頂上に近づくにつれ、青空が広がってくる。
開いたカタクリの花もところどころ見られるようになってきた。
早めに下った人達はさぞや残念だったでしょう。
山頂に着くと、やはり、沢山の人達でにぎわっていた。
少し下ったところで、昼食休憩、日差しを浴びながら、ゆっくり花が開くのを待つ。
富士山も雲海の上に見られるようになってきた。
昼食後適当な花を撮影しながら、また山頂まで戻る。
下り道は、湯久保尾根を選び、南へ下る。

沢山の人達がいる登山道から離れると、とたんに静かな山歩きとなった。
途中にもカタクリの花が咲いていたので、撮影しながら、なだらかな尾根を下る。
最後のバス停まで降りるつもりはなかったので、近道を考えながら、降りていく。
最初に藤原バス停への分岐を分ける。
次に湯久保への分岐を分ける。
すぐに、神戸(作業道)という小さな分岐になった。
この道が使えそうなので、植林内を下る作業道に入った。
遠くでチェーンソーの音が聞こえ、下って行くとだんだん音が大きくなる。
間伐場所に近づかないように、周り込みながら降りていくと、仕事道を見失なってしまった。
下から沢音と滝があるような音がしてきたので、沢に降りてみた。
小滝から水が流れ、石灰石のかけらが落ちている。
水の出口が気になったので、少し登り湧口を覗いて見た。

石灰石の岩盤の下から湧き出るように流れでている。
ひょっとすると、どこかに小さな鍾乳洞があるかもしれない、なんて思うとちょいとしたロマンがある。
小沢ながら、だんだん水量も増し、それなりに滝も出てきた。
4Mの滝、8M、6Mの斜瀑、その下にある小滝下から取水パイプあり。
パイプ沿いの仕事道を下ると、民家がみえてきた。
さて、ここはどのへんだろう、民家の庭先に出た。
神戸地区のキャンプ場寄りに出た。
これで、車まではあと500Mくらいの目処が立つ、疲れたのでゆっくり戻る。
今日は開いたカタクリの花と、名もない滝もあり、まずまずでした。

車――御前山――――車

8:10  12:30   16:30

 

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