丹沢・檜皮沢、原小屋沢


11月3、4日(木、金)晴れ。
宮ヶ瀬の駐車場が、30分までは無料になった。 もともと無料だったのが、有料になったもので、有料になってからは、一回も止めたことがない。
利用者の立場から、あーあ、ここも有料になったか、絶対立ち寄らないぞ、と意地でも寄るつもりはなかった。
それが30分でも無料になったということは、同じような人間がいて、少しは影響があったのかもしれない。
そもそも、気楽にちょっと立ち寄って、ジュースを飲んだり、何か腹に入れたいな、という人は多い。

丹沢湖の駐車場が、有料から完全無料になって久しい。 ここも、有料時閑古鳥が鳴いていた、周りの食堂やお店が、活気を取り戻してきた。
なんでも有料にすりぁいいもんではないということが、少しはわかったんだろうなあ。
林道のゲートも、功罪しかり。 しばらく通行不能だった、早戸川林道のゲートが開いているらしい。
さっそく、また閉められないうちにと、原小屋沢に出かけた。
ゲートは、以前より少し奥に作られていたが、開放されていて、問題なく通過できた。
やたら、注意書きがあり、落石あり、自己責任という看板が目立つ。 道路は以前と同様、きれいになっており、走りやすい。
舗装が切れた魚止め橋先の、ショートカット登山口に車を止める。 仕度をし、林道を伝道まで歩いていく。
以前、車の通行が不能だった二箇所は綺麗に整地され、車高の高い車であれば、終点の伝道まで入ることが可能になった。

伝道には、林業関係者の車だろうか、3台止まっている。 早戸大滝への案内看板は、だんだん朽ちてきて、半分落ちかけている。
登山道に入り、最初の沢を渡るところには、やたら赤テープがべたべた巻いてある。
右の正規の登山道方向ではなく、左の沢方向に、最近付けたらしいテープが張ってあった。
これじゃ間違えてしまう、誰がつけたんだろう、帰りにしっかり剥がしてやろう、と思いながら登っていった。
今日は快晴、これで紅葉もばっちしと決まればいいんだけど、今年の紅葉は遅れぎみ、色もいまいちだ。

昨日は(3日)、車が半日しか使えなかったため、本来行こうと思っていた早戸川から、急遽行き先を変更し、檜皮沢にある滝を見にいった。
檜皮沢のF1〜F5までを見てとんぼ返りで戻ってきた。 つくいの滝にある”ひわたの滝50M”は、このF1〜F5にある一連の連瀑を一つの滝として見ている。
おかげさまで、車に戻った時は、少し薄暗くなってしまった。
早戸川の流れはまあまあで、通常時の水量だ。 相変わらず、はっきり目印のない雷平を過ぎ、原小屋沢左岸の登山道を進む。
堂々と幅広く落ちる雷滝に着いた。 ここで靴を履き替え、沢モードに入る。
右を巻きながら落差を見るが、15Mよりはありそうで、20Mくらいあるかもしれない。
たんたんとカサギ沢分岐まで辿る。 本流を少し進むと、”ばけもの滝・10M”が現れる。

名前ほど陰惨ではなく、わりあい明るい滝だ。 落ち口に横たわる大木は、相変わらず健在だ。
ここは、左から簡単に巻いて降りる。 次に出てくるのは、3段20Mの滝。
ここは、左の斜面をゆっくり巻きながら登って行く。
しばらく小滝のある流れを右に左にと楽しく登って行くと、左岸に8Mくらいの滝を掛けた沢が出会うところになる。

本流は、ミニガータゴヤの滝のような斜瀑がかかり、かんじがいいところ。
ここまでくれば、すぐ上に本命のガータゴヤの滝があるはずだ。
直前にあるF4・10Mの滝を右から巻いて登ると、幅広で美しいガータゴヤの滝のおでましだ。
この辺まで来ると、紅葉もまあまあ、逆光に映えて、透明感があり、きらきら輝いていた。
滝の撮影は、しばらく雲待ち。 しばらく写真を撮りながら、美しい滝の姿を堪能した。
さあ、ここより戻ろう。 カサギ沢出会いまで戻り、大滝を見に行くため、カサギ沢に入る。
大石の間をすり抜け、直角に曲がり滑滝となった岩壁を右側から登り、沢に降りる。
しばらく歩くと、通り抜け出来ないゴルジュになる。 ここは、左から頼りないロープが張ってある高巻きルートをとる。
ゴルジュ上に出ると、いよいよ大滝の出番だ。 落差は30Mくらいあるか、二条に落ちる見事な滝だ。
そろそろ、時間もおしてきた、大滝を見て帰路につく。
結構歩いたので、かなり足も疲れてきた、ゆっくり降りる。 車に戻ったときは、少し夕闇もせまる時刻だった。

車――檜皮の滝――車   車――雷滝―ガータゴヤの滝――車

13:10 14:20   16:45    7:00  8:20   10:30   16:40

 
  トップへ戻る