丹沢・春岳沢
8月16日(金)曇り。
まいった、まいった。
約2週間、下痢と食欲不振が続き、一気に5Kgほど体重が減ってしまった。
あまりやる気がせず、力が出ない、何十年ぶりかの体調不良、病気で寝ているのはつまらないもんだ。
やっと回復してきたので、また、丹沢通いが復活でき、春岳沢へ行って来た。
平地は快晴だが、丹沢の中腹以上には雲があるおかしな天気だ。
蓑毛のバス停付近から、ヤビツ峠への舗装された登山道に入る。
道はすぐに細くなるので、道路脇の林の中に車を止める。
春岳沢沿いの道を進むと堰堤の下で沢を横断する。
ここには蓑毛地区の水道施設があり、全国名水百選秦野湧水群のくいが打ってある。
100Mほど登山道をヤビツ峠方面に登ると、髭僧の滝への分岐にでる。
沢へ戻るように髭僧の滝への道を行く。
大堰堤の金目ダムの横を登り、しばらく行くと髭僧の滝への降り口がある。
ここは降りないでそのまま真っ直ぐ進むと、髭僧の滝の上に出る。
道はここでおしまい。
沢は渓流状で非常にいい感じだ。この辺で弁当を広げるのもいいだろう。
滝のすぐ上には、美味しそうな涌き水が横から落ちていた。
さあここからが遡行の始まり、何が出てくるんだろう。
堰堤の下の沢沿いで、小さなヤマカガシがカエルを飲みこもうと格闘していた。
カエルは、ばたばたしてたが、時間の問題だろう。
最初の堰堤を左から巻いて上がると、二俣になる。
水量比は1:2、右が本流だろう。
左は後から見ることにして本流に入る。
本流は小さな滑滝が見えていて面しろそうだ。
水量はかなりあるが、楽しく水の中を進んでいける。
綺麗な4M幅広の滝が出てくる。
ここは右側を登る。
次は2M直瀑、左から小さく巻く。
すぐ上は2条に曲がって落ちる、箱庭のようなF1・5M滝。
この滝は見栄えがいい滝だ。
水流の中をジャブジャブ行ける。
次は3M直瀑、続いて2段5M幅広の滝と連続してでてくる。
直瀑は小さく巻き、幅広の滝は水流沿いを登って行く。
次々と連続して滝が現れるので非常に爽快だ。
次はまたまた箱庭のようなF2・6M滝、上部は複雑で3条になっている。
ここも水流沿いを気持ちよく登る。
続いて小滝が連続して出てくる美しいところ、最後は2M滝。
次に出てくるのはF3・6M、2段幅広の滝、この滝もきれいだ。
滝の真ん中を登り優越感にひたる。
次の滑状の3M滝を登ると、開けたゴーロになる。
沢は3つに別れ、水もこの辺から湧きだし、ほとんど終りの状態。
ここの涌き水でノドを潤し、登ってきた道を下る。
ここまでほとんどゴーロがなく、滝と滑が続いて出てくる、夏むきの楽しい沢だった。
下りも滑りが気にならない沢で、水流沿いを降りられる。
堰堤上から分岐している左の沢に入って見たが、3Mの滝を越えると涌き水が多くなり、
以外と早く水がすくなくなり、早めに切り上げる。
近くて短時間に水と戯れられる、とても楽しい沢だった。
金目ダムの対岸に車4台とキャンパーがいたが、どこから入ってきたのだろう、それらしき道は途中にはないのだが。
そんなに期待はしてなかったが、以外と面白かった。
帰りに髭僧の滝に寄り、写真を撮る。
滝を見ているとなんとなく衣をまとった僧の姿が浮かび上がってきて、名前の由来がわかるようだ。
夏の暑い1日、家族連れでも楽しめそうな、春岳沢であった。
蓑毛――髭僧の滝上――最後の三俣湧水地――髭僧の滝――蓑毛
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