丹沢・早戸大滝の氷瀑


2月1日(火)快晴。
最近、寒い冬はあまり丹沢には、行かなくなってしまった。
年齢とともに、出ぶしょうになってくる。
まともな、装備もないので、寒い冬はにがてだ。
払沢の滝の氷瀑度を見ていたら、1月30日(日)に85%になっていた。
2月1日以降は気温が上昇し、最早、今年の寒さの底が見えてきている。
どこか、近場の氷瀑を見にいかなくちゃ、と急遽休みを取り、早戸大滝を見に行く。
朝の気温は昨日が底だろう、暖かくなりそうなので、早目に出かける。
虹の大橋上の温度計はー6度を示していた。
林道ゲートには、伐採作業で通行止と書いてあったが、自己責任ということで入らしてもらう。
早朝のため、まだ作業は始まっていなかった。

三日月橋までは、特に問題もなく走れる。
以前、橋の上からは、アイスバーンでツルツルだったことがあったが、今日は圧雪状態でグリップはきく。
ノーマルタイヤなので、徐行し、あまりハンドル操作をしないようにしながら、ゆっくりと通過した。
特に滑ることもなく、無事通過。
旧丹沢観光センター先に車を止め、仕度をして歩きだす。
魚止橋までも、3CMくらいの圧雪状態が続く。
歩き出しは寒いが、快晴なので、そのうち暖かくなるだろう。
伝導からの尾根道は、軽く汗をかくので、身体を温めるには、丁度いい登りだ。
登山道も雪があったり、解けてなかったりで、歩きにくいところはない。
円山木沢の大滝も青く光っていて、結氷しているのが見えた。
雪の中に先行者の足跡が残っているので、歩きやすい。
早戸川の橋の部分も気をつけて渡れば、滑ることもなく、安心して渡ることが出来た。
雷平からも、雪の中に足跡が続いているので、景色を眺めながら、ゆっくり歩いていける。
途中、左岸の沢が氷瀑になっていたので、先に滝下へ行き、撮影していく。落差は8Mくらいか。

何箇所かある、渡渉点も、おちついて渡れば滑ることなく、特に問題もなかった。
大滝沢の分岐に近づいてきたが、あまり滝音が聞こえてこない。
左岸に染み出した水が氷の壁を作っていた。
大滝下の小滝も半分が氷っている。
小尾根に乗り、大滝を眺められる所に着くと、全体が氷瀑になっている。
上部に穴が見えるが、今まで見た中では、一番氷っているようだ。
大滝下までのトラバース道も、周りには氷っている部分があったが、慎重に行けば問題なかった。
下から見上げた大滝の姿はすばらしい。
雪も少ないので、青氷がとても綺麗だ。
下部のきのこ状の氷、上部の線条の氷と、バランスがいい。
あまり近くに寄ると、落ちたときに付きさされそうな圧迫感を覚える。
滝壺には落ちた氷とツララが一本突きささっていた。
少し上に登り、何枚もシャッターを切る。
大滝は直瀑だが、岩にぶつかる飛沫が多いので、氷瀑を作り出すことが出来るのだろう。
さすが、下部5Mと中心部には水が流れている。
撮影中、少し氷が落ちてきた。あまり近くは危ない、危ない。

しばらく、見事な氷瀑を眺めながら、すごした。
下りは、綺麗な氷を探しながら、ゆっくり降りる。
日差しのあるところに出ると、とても暖かい、もう気温の上昇が始まってきていた。
太陽が反射する氷を撮ったり、形が面白い氷などを撮影しながら、のんびり下る。
さすが平日なので、誰にも会うことがない。
円山木の大滝は遠くに見るだけで、行く気もなし。
今日は、早戸の綺麗な氷瀑が見られたので、満足満足、ゆっくり車まで戻った。
三日月橋上は徐行しながら、ゆっくり下る。
伐採作業の作業員がいたが、昼の休憩後だったため、まだ始まっていなかった。
ゲートを出れば、安全な舗装道路、暖かい日差しを浴びながら、帰途に着いた。
フィルター効果を使用し、撮影後の写真にクロススクリーン仕様にしたら、宝石のような感じになり、面白い写真になりました。

車――――早戸大滝――――車

7:10  9:00(10:30)  12:40

 

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