丹沢・中ノ沢


10月13日(日)快晴。
今日は早戸川支流の中ノ沢へ行く。
週末は快晴の日が続き、何処へ行こうかなあ、と思い描いていたが、 中ノ沢に滝があったっけ、と浮かび、出かける。
紅葉には、まだ早いが、連休のため、246も多少混んでいた。
早戸川林道に入ると、早朝にもかかわらず、かなり車が止まっている。
橋手前には、もう駐車スペースがなく、少し戻ったところに車を止めた。
快晴の気持ち良い空気を吸いながら、伝道まで歩く。
車は多かったが、キャンプをしていた人などもおり、登山や大滝方面へ入った人は少ないようだ。
早戸川の木橋は流されていて、影もかけらもない。靴をぬいで渡る。
次の横断箇所の木橋もなし。雷平に着いた。
大滝沢方面を覗いて見るとここにも木橋はない。結局すべての橋は流されてしまって無くなっていた。

原小屋沢沿いに進み、中ノ沢出合いまで踏み跡を進む。
靴を濡らさないで、横断できる場所を探すと、出会いすぐ上で原小屋沢を飛び石で渡ることが出来た。
中ノ沢出合いの水量はかなりある。もっと少ないゴーロの沢だと予想していたが、以外だ、滝も期待できるかな。
水量は多いが、ゴーロが続くので、濡れない場所を選びながら、右や左、中央と登って行く。
途中の岩に、ダイモンジソウが数株いい感じで咲いていたので、接写風に撮ってみる。
左岸にゴーロだらけの水晶崩レノ沢を分ける。
しばらく登ると左右滑滝をかけた二俣になる。水量比は1:4くらいだ。
左は鬼ヶ岩沢で、ここは右の水量が多い沢へ進む。
ここまで、滝らしい風景がある場所はここの滑滝くらいだ。
ここの5Mくらいの滑滝も滝らしいが、滝としてカタログに載せるには、ちょっと物足りない。
ゴーロの右俣を登って行くと、前方にやっと立っている滝が見えてきた。
滝手前から見ると、上部にも滝が続いている。
まずはF1・6Mの滝を撮影する。
ここでの水量もまずまずあり、なかなか水量も落ちない。
F1を撮り終わり、落ち口へ行けないか眺めてみる。
滝右横が階段状になっているので登れそうだ。

落ち口手前にやや岩が張り出しているところが少し怖い。
幸、木の根の手がかりがあり、トラバースぎみに渡れ、落ち口に立つことが出来た。
上部を見ると、周囲の岩から水が染み出し、かなり滝となって落ちているところでした。
本流にはF2・8Mの滝となって落ちている。
この滝の周囲からの染み出しで、もう、本流の水量はかなり少なくなっている。
ここからの脱出方法はかなり、難しい。
水量も少なくなったこともあり、中ノ沢の滝探索はここで終了とした。
ロープを出して滝下へ降り、一休み、パンを一つ口にする。
さぁー下ろう。鬼ヶ岩沢も少し登って見たが、3Mの滝があるのみ、そこで引き返す。
たんたんとゴーロの沢を下って行く。
途中、バランスを崩してしまい、足を濡らしてしまった、今まで濡らさずにこれたが、もうあまり気にしないことにした。
雷平でテント泊の準備をしている人がいる、今日初めて会う登山者だ。
横断箇所は裾をまくって、ジャブジャブ渡る。
最初の渡渉点で3人の釣り師にあった、こんな所で会うのも珍しい。
橋があった付近で釣りをしていたため、「ここは向こうへ渡りますよ」、と声をかける。
やや、不満そうだったため、「ここは登山道、橋があった場所ですよ」といって、さっさと渡る。
魚影は見ないし、釣れるとは思われないが、やはり連休か。
伝道から林道を歩いていると、若い二人が登ってくる。
時間は2時すぎ、こんな時間に何処まで行くのか聞いてみると、早戸大滝まで行くという。
「ここからだと往復3時間、時間的に暗くなるので、無理ですよ」。
「注意して、行ってみますから」、といい登っていった。
彼女は空身、あの格好で、途中テント泊とも見えなかったが、まあ、自己責任でいってらっしゃい。
林道を短縮しないで降りると、ダート区間には5台車が止まっていた。
車到着2時半、早く帰って、ダイヤモンド富士を見なくっちゃ。

車――――6M滝――車

7:15  11:00  14:30

 

トップへ戻る