尺里川(ひさりがわ)・東沢から高松山



1月10日(土)快晴。ルート図
今年の冬は暖かく、まだ表丹沢には雪が付いていない。 雪のないうちにと、尺里川支流の流れを確認しながら高松山へ登って見た。
山北町の旧246に入り、バス停横の道を右折、尺里川沿いに出る。 このまま行けば、峠近くに車を止め、高松山への最短登山道へ行けるのだが。 それではつまんないので、周回コースをとる。
東名の下をくぐった先の、尺里川脇に車を止める。
左・びり堂への林道を見送り、真っ直ぐの舗装道路を登っていく。 一つ小沢を見送り、次に出てくるのが観音沢。
本流に劣らず、結構水の流れがある。 観音沢沿いには、ダートの林道が伸びている。
林道を歩き、しばらく行くと右からかなり水量のある枝沢が出てくる。 どっちに行こうか、眺めながら、迷ってしまう。
本流はかなり、なだらかな流れが続いているようなので、急に見える枝沢を”ちょっと覗いて見て見よう”、という気持ちで入って見る。 途中、”見切りがついたら、尾根を横断して本流に戻ればいいかな”、と思っていたのだが。
出会いから続く堰堤を、4つほど乗り越す(堰堤には東沢とあった)。 水の流れはあるのだが、藪がひどく、水流沿いに辿るのが結構苦しい。
あまり藪がひどいので、戻るに戻れなくなった。
滝はないまま続き、小さな二股になる。
もう、これ以上登っても意味がないので、正面の枝打ちしてある植林帯に逃げる。 あとは、うまくルートを拾いながら、頂上を目指すだけだ。
ジグザグに植林帯を登って行くと、最初の仕事道を横切る。
適当に方向を定め、さらに植林帯を登って行くと、次の仕事道が出てきた。
左右、どちらかに行けば、”そろそろ登山道に出るかなあ”、と思ったが、まだ大分ありそうなので、また、ジグザグ登る。 そのうちに、上の方が明るくなってきた。
登山道は近いな、と思っていたら、鹿柵が見え、登山道に飛び出た。
さて、ここはどの辺なんだろう、頂上は右か左か?。 少し右に行って見たら、先は明るく、ピークはない。 逆に振り返って見たら、小高いピークが見えた、たぶん高松山だろう。
少し行くと、見覚えのある鎖のついた登山道が見えてきた、もう頂上は近い。 上から単独の高年者が降りてくる。
”着いたぁー、低山だが、沢から登ると、結構疲れる”、飛び出た登山道から10分程度の登りで着いた。 頂上には、もう二組いるが、以外と人が少ない。
富士が見える展望の山、として紹介されてはいるが、植林の木が伸びてきて、あまり見えなくなったのを、皆知っているんだろう。 富士は、木の間をよく探してみないとわからない。
まあ、朝の善波トンネルからの富士がきれいだったので、特に感慨はないんだけど。
ぐるーと一回りしても眺めがないので、休憩をあまりとらず、飯を食うところを探しながら、びり堂方面に下る。 一向に休憩するような場所もなく、びり堂まで降りてしまった。
この間2組のパーテーと出会う。
びり堂の由来を読んで見ると、右の水音はオオタ川の源流で、左の深い谷筋は観音沢であるとあった。 なるほど、ここは小さな分水嶺だ。
この辺から観音沢に降りてもいいんだが、その気もおこらず、登山道を下る。
さらに下りながら3パーテーに会い、次の石の観音さんのところで、昼食タイムとした。 眺めは良くないが、明るい日の光があり、暖かい。 唯一、眺めがいいところは、鉄塔があるところだった。
気持ちのいい、落ち葉を踏む登山道を降りていくと、突然、舗装された道に飛び出た。 もう、下から続く、林道に出たようだ。
みかん畑の続く、急な林道をぶらぶら降りていく。 はるか下に、止めてある車が小さく見える。
ここまで、写真を一つも撮らなかったのに気づき、何か被写体を探さなきゃと、カメラをだし、歩く。
残っているみかんの木と、菜の花が咲いていたので、一発。 梅も早い木は、一輪ずつ咲いている。
道端に道祖神があり、一発。 すいせんが咲いていた、逆行で一発。 めずらしい、綿の木があった、一発。 ゆっくり、周りを見ながら歩いて行くと、以外な発見がある。
なんとか、写真のない紀行文を避けることが出来たようだ。
山北の駅へ”栗の入ったあんぱん”を買いに行ったが売り切れていた。

車――観音沢出会――東沢出会――二股――登山道――高松山―――車

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