丹沢・火打沢他


5月22日(土)くもり。
さーて雨も降ったし、何処に行こうか悩む。 そーだ、西丹沢の小沢の滝を見に行こう。
火打沢(中川川支流)、ボウズクリ沢、モロト沢と見残しの滝がある。
天気はくもりだが、丹沢上部は霧がかかっていて見えない。 最初の沢は火打沢にした。
丹沢湖を過ぎ、火打沢橋の手前に車を止める。 沢は地図にないような小沢だが、雨後のため、結構水は流れている。
橋横から入り、小滝を登るとすぐに傾斜の強い12M滑滝。 ここは2条に流れている左側を、飛沫を浴びながら登る。
少しゴーロを登ると、右側に垂直の滝が見えてきた。 今日の目的はこの滝だ。

雨が降ったわりに水量は少ないが、垂直のきれいな滝である。 落差は12Mくらいか。
ここは何枚か写真を撮り、県道まで戻る。
次は何処にしようか、と考えたら、そうだ雨棚を見て行こうと思いついた。 たぶん扇状に広がった滝が見られるだろう。
車で上流に向かい、大滝キャンプ場横の林道に入る。
すぐに新しいゲートがあり、車はここまで、ゲート横に車を止め出発。
大滝沢の水量はかなりあり、期待が持てる。
しかし、霧がだんだん濃くなり、視界も100Mほどで心配だ。
1時間ほどで雨棚へ下る尾根への分岐に到着。
雨棚下に降りるルートを模索しながら、やせ尾根を下る。 対岸にある100M滝は霧で見えない。
音をたよりに、ロープを使いながら、藪をかきわけ降りていく。
100M滝が見えてきた、それを見ながら滝下めがけ降りて行く。
沢床まであと少しのところで立木が途切れ、少し滑りそうなので、ロープは残置にして降りた。
目の前に大きく雨棚の雄姿が広がる。 霧が舞い、落ち口が霞んで見えるので残念だ。
扇状に落ちているには落ちているんだが、もう少し水量があればもっと迫力があるんだけど、まあこれでもいいか。
地獄棚沢との出会いから登ってくるのは、ちょっとしんどい、門番のような滝とゴルジュを越えてこなければならない。
霧が少し薄くなるのを見計らいながら、シャッターを押す。

公称50Mというが、下の滑部分を入れて50Mだろう。 上部は30〜40Mくらいだ。
滝を横に見ながら登っていて気がついたのだが、途中の立木に赤テープが巻いてあった。
ルートを探しながら登って行くと、丁度ここにでるのだ、以外と同じところを通るもんだなあと思う。
天気が良ければ、沢沿いに下るもいいが、今日は登山道を戻る。
車に着いた時間は12時少し前、あと一つだなあと考え、軽くして、コノマ沢へ行くことにした。
道の駅に車を止め、軽く食事をしてから、モロト沢に向かう。
キャンプ場先の橋を渡り、鹿柵のドアを開けて、仕事道に入る。 この道は前回下ってきたので、迷わず登れた。
しかし、草が生い茂ったり、少し崩れた場所にくると、ちょっと考えてしまうが、なんとか、沢沿いにでた。
木橋が落ちている二俣付近から沢に降り、左の沢を登って行く。 周りの低い風景から、この先滝があるとは思えないような感じが続くが、突然、直瀑が出てくる。
赤い壁に、綺麗な13Mくらいの滝が落ちていた。 この滝を見て、引き返す。
いい時間になったので、ボウズクリ沢奥の滝はあきらめ、帰り際少し246を小山町方面に走り、須川橋際にある葛滝を見ていく。
この滝は、用水路の水が絶壁を飛び、20Mの落差で落ちている。滝まで10分ほどだ。 車に戻ると、丁度小雨が降り出してきた。

車―――火打沢直瀑――車―――雨棚――車――モロト沢直瀑――車―――車――葛滝――車

6:45  7:10   7:50  9:40  11:40  13:00   13:50  14:10 14:20 14:45 
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