ヒワタ沢


ヒワタ沢には2回ほど行った。
一度目は他の沢のついでに行ったことと、F5の滝までの道がはっきりせず、 遠くからの写真になってしまった、またちょっぴり怖かったため、途中退却。
帰って調べると、F5の滝はかなり”幅の広い立派の滝”、とあったため、次の 機会には絶対に滝下まで行く、という気持ちで出かけた。
神ノ川林道ゲート前に駐車。
林道を一時間ほど歩くと広河原の手前に大きくて立派な橋がかかっている。 橋にはヒワタ橋と名板があり、下の流れがヒワタ沢である。
橋から上を見ると、旧ヒワタ橋とさらに上を横切る林道が見える。 ここから上の林道の間には堰堤しかないため、広河原から右に曲がり、林道をさらに登って行き、再度 ヒワタ沢を渡る橋のところまで歩く。
橋の上からは、急なゴルジュと連続する滝が見える。 F1の滝(10M・100選の滝)は橋の下にあるため、橋の脇のザレを下に降りる。 F1の滝は、両サイド壁になったようなところに豊富な水を落としている。 滝は巻けないので、一旦また林道に上がる。
その上の沢への入渓は、橋の先から登っていく道があり、踏み跡をたどる。 ところがこの先が以外と問題なのだ。 前回は降り口探しに苦労し、傾斜の強い斜面を行ったり来たりしたところだ。 降り口はなかなか厳しいところにあり、ここしかないというところにある。
麻ロープを立ち木に結び慎重に沢に下る。
降りたところがF1の上、上に行くには目の前のF2、F3(3M、2M)の滝を乗り越えて行かなければ ならない。 幸、あまり高さがないので水流の左側を登る。
そのままF4の滝(17M・100選の滝)を見に行く。 F4の滝も周りが絶壁に囲まれたみごとな滝である。 この滝も見たところ登れるルートがない。
少し戻り、右岸の急な斜面を登って行くと、F4を見下ろすようになり、 さらに狭い崖を岩伝いいに行く。 前回はここまで。 この先は危険と思い引き返したところだ。 今回は時間に余裕があり、ゆっくりと、おそるおそるルートを探りながら進んで行くと、 どうにかF5の滝(12M・100選の滝)下に出られた。
前回は遠くに見え、はっきりしなかったが、滝下で見る滝は堂々としている。 来た甲斐があった。
もう、この上は滝がないので、また来た道を注意しながら降りる。 まったく自然は良く出きたものだ、ゴルジュにしても、ルートにしても。

二回目 ゲート前――――上の橋―――F5の滝―――上の橋――――ゲート前

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