丹沢・世附川系、法行沢、ヤマメ沢
3月10日(日)快晴。遡行図
今日もマスクをして散策。
浅瀬の道路脇には30台くらいの車が止まっている。
その先端に車をつけ止める。
今日の行き先はまず、ヤマメ沢、そこで時間が余れば法行沢を歩いてみたい。
浅瀬から40分ほどの林道歩きで、ヤマメ沢出会いに着いた。
大又沢本流の水は少なく、ヤマメ沢の水量もあまり多くない。
出会い付近は狭く、滑状になっていて期待を持たせる。
ここを過ぎると広くなり、ゴーロの沢が続く。
沢上を鷲が飛んでいった。こんな低く飛んで何か獲物でもあるんだろうか。
答えはすぐわかった。
この先に半分肉が無くなり、背骨が見えている鹿の死骸があった。
これをついばんでいたのだ。
あまりじっと見ないようにして先に進む。
正面に階段状の3Mくらいの滝が見えてきた。
右側はがれていて、沢は左に曲がっている。
滝の右脇を登って行くと、正面にニ筋の水を落としている大滝が出てきた。
高さは12Mほど。
ここは壁のようになっていて、上に植林帯が見える。
もう少し水量のあるときだと、見栄えのいい滝になるだろう。
まあ、ひとつ滝が見つかったことだし、ここから出会いに引き返す。
林道に戻り法行沢に向かう。
法行沢はすぐそこ。
法行橋につくとかなりの水が流れており、上の取水口が閉ざされているのがわかる。
ここから上流の大又沢はほとんど水がない、つまり、大又沢を流れている水は、ほとんど法行沢から流れ出る水なのだ。
橋上からどうどうと音を立てて落ちる、法行の滝の上部が朝日に光って見える。
行って見て見たいが、直射日光に当たっているためあとまわし。
林道を少し先まで行き、左に上がる法行沢林道に入る。
少し上ると沢沿いになり、取水口の上に出る。
道路脇に立派な太陽電池が設置してあった。
これからは沢沿いの林道をしばらく歩く。
ひとつ小沢を横切り、次に堰堤のある沢が出てきた。
堰堤の先には、ごつごつした岩の間を流れ落ちる水流が見える。
なにか、おもしろそうな沢だ。
堰堤を越え入ってみる。
すぐに階段状の滝があり、そこを越えると、連瀑帯だ。
どこがひとつの滝かよくわからない。
上を見るとずっと滝が続いている、すばらしい沢だ、これでもう少し水があればなあ、贅沢はいわない。
2段10M、スラブ状6M、幅広8M、3M、3M、と続く。
滝はすべて左から巻いていく。
この先も少し滑があり、結構楽しかった。
少しひろくなり、先も平らになったところでUターン、林道に戻る。
これで現在599滝、もう一つで600滝になる、今日、丹沢600滝目に出会うことができるだろうか?。
また、林道下の沢音を気にしながら歩く。
しばらく歩くと、法行沢本流にかかる中法行橋に出た。
沢の水量はかなりある。
ここから沢に下り、丁度お昼近くなっていたので、まずは腹ごしらえ。
沢音を聞きながらランチタイム、空は快晴、気温もかなりあがっており、すがすがしい気分だ。
さて、この先はなにが出てくるか、楽しみだ。
沢はここから狭くなり、滑が続く。
深い釜もあり、雰囲気はモロクボ沢に似ている。
真夏であれば水の中を進み、釜では泳げるだろう。
しばらく行くと、深い釜のある2M滝、ここは簡単に巻ける。
続いてまた2Mくらいの滝、階段状の滑と美しい景色が続く。
すると川幅いっぱいの3M滝、魚止めの滝のようだ。
この滝の左には、岩の間から清水が出ていて、非常においしい水だ。
ここを過ぎ、5Mの滑状の滝を越して行く。
この辺は滑が続き美しいところ、2Mの滝が見えてくると、さらに、その上に大きな滝が見える。
右から2M滝を巻いていくと、美しい滑状10M滝の下に出た。
ついに600滝到達、記念の滝は法行沢の美滝だった。
メモリアルの滝にふさわしい、すばらしい滝だ。
だんだん行く沢が少なくなって、600を越えるのは夏頃までかかるのかなあ、と思っていたが、
以外と早く到達した。
次は606滝、666滝をめざそう、そこまであるかなあ?。
この先は堰堤になり、広い河原が続く。
水はまだ結構あるが、河原はかなり先まで続いているのでここで止める。
堰堤の横に道があり、上流、下流どちらえも続く。
沢から10Mくらいのところに道は平行してあり、帰りはその道を忠実にたどって降りる。
ところどころがれて、崩れているところもあるが、しっかりと橋の脇の林道に出た。
林道を歩きながら、もう1箇所分岐の沢があったので、気になって下りてみる。
すると、分岐近くの本流に、5Mの黒光りする、立派な魚止め滝があった。
枝沢のほうは、すぐに堰堤になり、上は広広しているので、すぐにあきらめた。
また、林道に戻り、法行の滝上から、直接滝下まで降りる。
滝は轟音をたてて落ちているが、水量が少なめで、真中がちょん切れている。
以前来た時より、迫力は落ちる。
少し、写真を撮り、帰途についた。
車――――ヤマメ沢出会―大滝―――ヤマメ沢出会――上長尾沢上部――上長尾沢出会――中法行橋―――10M滝――――車
7:30 8:10 9:00 9:30 11:00 11:40 12:00 13:00 16:15