丹沢・法行の滝と尾根の湖


10月8日(土)晴。
最近、あまり丹沢に行きたい場所がなく、ちょっと足が向かなくなったが、連休ということもあり、出かけてみた。
今日の目標は、イガイガさんが行った尾根上の小さな湖と法行の滝である。
コース的には、二本杉峠から千鳥橋へ下り、法行沢林道から適当な尾根を登り、尾根上に上がる予定だ。
三連休とも天気は良さそうだ。土曜日、やや遅めに家を出る。
焼津の駐車場に車を止め、県道を歩き出す。上ノ原の登山口には9時頃になった。
台風の影響で、登山道にはかなりの枝が落ちている。
やや歩きにくく、2箇所くらいに小さな山抜けがあり、測量の人が入っていた。
二本杉峠までは1時間ちょっとで着いた。この場所は十字路になっている。
ここは標識がない方向へ真っ直ぐ沢沿いに下って行く(大杉歩道)。
最初は道形があるが、下りきったところで、道がはっきりしなくなる。
右岸沿いを下って行くと、また踏み跡が出てくる。
沢よりやや高見になると、歩きにくく、やや転落の危険がある。
下まで降りると、道は、またはっきりしてきて、大又沢のダムが見えてくる。
最近、誰か歩いたのだろうか、簡易な赤テープのマーキングがところどころにあった。

大又沢沿いに少し進むと、千鳥橋の脇に出る。
林道をダムまで歩き、眺めてみると、以前のような青い水を貯めたダムは無くなり、 土砂がたまった、ただの堰堤のようになっていた。
法行沢からの導水路出口は完全に砂で埋まり、水は流れていない。
取水がなければ、すべての水が法行の滝に落ちるので、姿を見るのが楽しみだ。
二人の釣師が林道を歩いてきた。浅瀬からの道を聞くと、歩いてくるには、問題がないようでした。
法行(棚)沢林道に入り、滝上を覗いていく。
取水口も完全な砂で埋まり、本流の水門は全開、すべての水は本流へ落ちている。
さて、地形図を見ながら、尾根に上がるルートを探って見る。
林道から眺めて見ると、滝上にある二つの小さな沢の間にある尾根に植林があり、なんとなく登れそうだ。
飛び石で沢を渡り、植林地の下に行くと、それらしい、踏み跡が見つかる。
暗い植林地を登ると、明るい尾根になり、両サイドにしっかりした沢形を見るようになる。
植林との境界尾根をたんたんと登っていくと、左右の沢もだんだん、沢の形態が無くなってくる。
最後に、ややきつい尾根を登ると、前方が明るくなり、やっと上の尾根に達したことがわかった。
さて、小さな湖はどちらだろう。少し右へ降りて見たら、下っていくので、こっちではないな、と思い、反対へ少し登って見る。
すると、赤杭が現れ、その少し先が平らにへこんでいて、目的の湖が見えた。
丁度登り詰めた尾根の少し左側で、ほぼダイレクトに登ったようでした。

イガイガさんが、訪れたときよりは、やや小さくなり、なんとなく、ヌタ場近くになっていた。
周りより1M以上も低いので、大雨が降ったあとは、かなり立派な湖が出現するかもしれない。
しばらく写真を撮ったあと、再び、登ってきた尾根を下降する。
出足はわかりにくい、途中、やや色づいた樹木を撮影。法行沢を渡り、林道を下る。
以外と時間がかかったため、滝を見る時間を決め、帰りの時間を考える。
出会いの法行橋から、靴を履き替え、滝下までいく。
想像した以上に水量があり、手前に落ちる水もかなりあった。
裏から落ちる水は下でヒョングリ、かなりの水量だ。
水量が少なければ、裏側の滝を覗いてみようと思っていたが、ちょっと無理でした。
時間もあまりないので、沢靴のまま林道に上がる。
午前中に会った釣師と再び会った。なんとか、魚は釣れたようでした。
大又ダムの上部を横切り、清水沢出合いからショートカットして、登山道に上がろうとした。
以外と登山道まであり(50Mくらい)、結構疲れた。登山道を歩き、堰堤の上で、再び沢に降りる。
高見の狭い道がいやだったため、その部分はゴーロの沢を登っていく。
再び登山道が沢に近づいたところで、踏み跡に上がり、登っていく。
途中、やや道を間違え、登り着いた所は、二本杉峠から、一つ北の鞍部でした。
この時で4時、植林の道はやや暗くなっていた。
上ノ原には5時過ぎ、なんとか明るいうちに、道路に出られた。
朝が遅かったため、ちょっと暗くなってしまった、やはり、もう1時間早く出るのだったと反省。
しばらくは、水量豊かな、法行の滝の姿が眺められることでしょう。湖については、冬場は無くなるかもしれません。

車――上ノ原――二本杉峠――千鳥橋――尾根の湖――法行の滝――車

8:45 9:00   10:10   10:50   12:10    14:20  17:15

 

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