丹沢・2018氷瀑


平成30年1月15日(月)快晴。
今シーズン最強の寒波襲来ということで、久しぶりに氷り具合を見に行ってきました。
足の不調が続き、しばらく山遊びから遠のいたが、様子を見ながら出発。
行き先は西丹沢、沖箱根沢F1と地獄棚へ向かう。
善波トンネルで丁度日の出、やさしい顔の富士山が出迎えてくれた。

今冬、丹沢には雪がなく、登山道や沢周辺も心配なく歩けそうだ。
大滝沢沿いの林道に入り、最初のゲート先近くに車を止める。
寒波も今日の朝が最後のようで、午後からは気温が上がるらしい。
氷瀑具合を示す払沢の滝が、70%以上の結氷率を示すのも久しぶりだ。
払沢の滝は平成18年以来、全面結氷がない。
沖箱根沢F1と地獄棚が完全に氷り、アイスクライミングが出来たのは、最近では平成24年しかない。
近年、温暖化が進み、暖冬が多く、なかなか氷ってくれなかった。
登山道を進み、マスキ嵐沢分岐のところから大滝沢本流に降りる。
沢沿いの氷りは、あまり張っているところがなく、寒さも感じない。
靴を濡らさないよう飛び石で歩き、沖箱根沢出会いに着く。
さすがに北向きの水量少ない沢は、出会いから氷っていた。
F1の氷り具合は、全面氷っているが、氷り下の流れが透けて見える。
しっかりしまった氷りではなく、半分はベルグラ状。
なんとかラインを拾えば、ギリギリで登れる程度でした。
しばらく撮影後、地獄棚へ向かう。
沢沿いの踏み跡は、以前に比べると、不明確になりつつある。
トラロープも木の幹に食い込んだりしていて、怪しくなっている。

地獄棚下までも靴を濡らさず、歩くことが出来た。
地獄棚の氷り具合もいまいち、幾つか穴が開いていて、ここの登攀は無理だろう。
特に、最上部の穴が致命的だ、結氷率90%、というところか。
左岸の尾根道に上がり、踏み跡から登山道に出る。
最後に避難小屋の先、鬼石沢F2(F1は雨棚)に寄り、撮影していく。
気温も上がり、下りは、秋の登山道歩きのような感じでした。
寒波といっても、なかなか続かず、近年は、完全結氷が難しい。
こんな歩きでも、足裏は常時痛みを感じ、長時間歩行はまだまだきつく感じた半日でした。

車――沖箱根F1――地獄棚――車

8:10  9:30   10:20  12:40

 

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