丹沢・世附川系、イデン沢、地蔵平の沢


3月16日(土)くもり。遡行図
先週に引き続き、大又沢周辺の沢の探索。
最初の目標は地蔵平に左岸から合流する沢。 浅瀬から地蔵平まで1時間30分の林道歩き、結構長い。
地蔵平は昔人が住んでいたらしく、小さな神社が林道脇にポツンとある。 昔の様子は知るべしもないが、林業さかんな頃、結構人もいたのだろう。 ここに住んでた人の子供等がときには訪れるのか、神社は綺麗になっている。
このすぐ横にあまり水量のない沢が流れている、これが今日最初に入渓予定の沢だ。 しばらくゴーロの沢を歩いて行くと二俣になる。
左俣はほとんど水の流れがない、右俣を進む。 ここから堰堤を4個越えると、少し滑風になり、2M階段状の滝が出てきた。 沢幅が狭くなり、しばらく滑状態が続く。
2段、5Mの滝が出てきた。 ここは簡単に右側を越す。 水はその上でほとんど湧き出しており、ここでおしまい、あとは涸れ滝になってしまう。 結局、滝らしい滝は5M滝が最初で最後。 ほとんど成果のない沢だった、林道まで戻る。
次の目指す沢はイデン沢、地蔵平付近の沢は水が豊富で結構釣り人がいる。 林道を歩き、忍橋を目指す。
途中、シキリ沢を渡る橋の上から下を見ると、滝があるような感じがする。 少し林道を登って沢を横から覗きこむと、あるある、白い一筋の流れが落ちているのが見える。 ここは帰りに見ることにして先を急ぐ。
しばらく歩き、忍橋に着いた。橋には沢名が書いてない。 途中の看板には弧釣沢とあったのだが、昭文社の地図名と違う。いずれ確認してみよう。 水量はかなり多い。
世附川の支流の沢は流程が長いため、ゆったりと流れ、どの沢もかなり豊富な水が、冬のいまでも流れている。
この先には富士見峠と言う場所があり、富士山がよく見えるのだろう。 また機会があったら、昔を忍びながら行ってみたいものだ。
橋から沢に降りると、ピンクのテープが巻いてある立ち木が数十本ある。 これはなんの意味なんだろう、よくわからない。
沢はゆったりと流れ、ゴーロが続く。 沢幅が少し狭くなり、5M、45度の滝が出てきた。
ここから滑と小滝がしばらく続く。 ここが終わるとまた広い流れに戻る。
大きな石の下の穴から水が湧き出し、沢に落ちている、美味しい水だ。 この先もかなりの涌き水がところどころに出ている。
しばらくすると二股。 左俣の方が広く、沢床が低いが、水量は右俣の方が多い。 狭い右俣に入る。
右俣に入ると小滝が続き、この沢唯一の滝らしい滝の5Mスラブの滝が出てくる。 その上も2M、3Mと滝が続きそこでおしまい。
沢はまた広くなり、もう、なにかありそうもない。 水の流れはまだ結構あるが、そろそろ帰りの時間を考え、この辺で引き返すことにした。
林道をシキリ沢のところまで歩き、先ほどチェックした滝を見に、藪をこいで下る。 10Mほどの滝が落ちている、もっと水量があればいい滝になるだろう。 写真を撮ってまた上に上がる。 あとは長い林道歩きだ。
今日はもう一つ沢を見る予定だったが、出る時間が遅かったので時間切れ。 途中で日が暮れ、浅瀬に着いたときはもう薄暗くなっていた。

車――――地蔵平――――5M滝―――――地蔵平―――忍橋―――――引き返し点―――忍橋――――車

9:00 10:40  11:45  12:30  13:10  14:30  15:30  18:15

 

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