丹沢・稲郷沢


12月8日(日)小雨時々みぞれ。

寄から鍋割に向かって登り、行方不明になっていた鳥居夫妻が発見されたとのこと。 生死やケガの有無等は不明だが、遭難から1ヶ月である、ともあれ見つかってよかった。
沢を歩いていると、間違って違う沢に入ってしまうことはしょっちゅうある。 私も過去、寄沢では何回間違えたことだろう。 丹沢の尾根には縦横無尽に獣道と作業道が入り乱れ、歩かれてないところはほとんどないほどだ。
土曜が課内旅行だったこともあり、日曜にちょっと出かける。 まあ、むりして行かなくてもいいんだけれど、丹沢の写真展が見たかったので、簡単に行ける 稲郷沢へ向かう。
小雨が降り続き、非常に寒い、 雪でも降りそうだ。
稲郷沢のある林道にはゲートがあるので、ゲート前に車を止める。 林道を15分ほど歩くと稲郷沢についた。
丹沢の沢110によると、見所の滝は橋からすぐのところしかないようだ。 沢に入るとすぐに滑があり、F1・5Mの滝が出てくる。 あまり見栄えのしない滝である。
その後少し登ってみたが、ゴーロが続くので、そうそうに戻る。 橋まで戻り、手前の枝沢に入って見る。
こっちは本流より面白そうだったが、滝はなく、滑のみで終る。 また林道まで戻り、車まで歩く。
戻る途中、小沢の奥に水量の少ない5Mの滝があった。 車に戻り、寄大橋先の駐車場に車を止める。
先週行った、白水沢より奥の沢の行って見るつもりだ。 傘をさして林道を歩くと、途中から白いものが落ちてきて、みぞれになってきた。なんとなく本格的な雪のようにもなってくる。 杉ノ沢が大きく右に曲がり、林道近くなると、新しい堰堤が幾つかあり、林道は沢を横切る。 上流は堰堤の工事をしているようで、あまり行く気がしない。
林道より沢に降り、古い堰堤まで下ってみる。 水量は多く、多分杉ノ沢の本流とおもわれるが、新しい堰堤にはオンバク沢とあった。 瀑音のするような滝があるのかと期待したが、渓流のような感じで、小滝があるのみだった。
古い堰堤まで下り、また尾根を林道まで上がる。 林道を白水沢まで下り、堰堤ばかり見える上流に入って見る。 沢沿いの道を進み、幾つかの堰堤をガバホールドを利用し奥まで登って見る。 堰堤が終る奥は狭くV字状になり、周りからのもろい崩落地になって、水もほとんどなくなる。 堰堤以外なにもない沢だった。
今日はあまり目的もなくぶらぶら歩いてしまった。 早めに車に戻り、写真展が開かれている、秦野市文化会館に向かう。 写真展は今日までだ。 昭和初期の雨山峠の写真があったが、現在の景色とあまりかわらないので懐かしい気がする。 花や動物の写真もあり楽しめた。 氷瀑の伊勢沢大滝を登る写真はすばらしい。 今年は神奈川の滝写真展や丹沢の写真展などが見られ、いろいろ参考になり、いい1年になった。

車―――稲郷沢橋――車―――オンバク沢―――車

9:00  9:15  10:30  11:30   13:30

 

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