丹沢・紅葉の伊勢沢大滝

11月8日(金)快晴。
前回伊勢沢を遡行したとき、大滝の前にいいもみじの木があった。
このもみじが紅葉すればいい絵になるだろうなあと思いつつ時期を待っていた。
丁度頃合いだろうと思えた8日の金曜日、天気は快晴、大滝まで歩いて見た。
最近の天気予報は直前になってころころ変わるので難しい。
土曜日も良さそうだったが、曇りぎみに変わってきてしまった。
いい天気は金曜日しかなさそうだ。
早朝起きると快晴、早目に出かける。
林道ゲート前には、工事用車両が止まっていた。

これから林道内の工事に向かうらしい。
登山者は自分の他、あとからきた1台の車のみ。
まずはトイレと園地にある綺麗なトイレに入ったが紙がない。
こういうときのために車に一つトイレットペーパーが積んである。気持ちよく出発する。
ゲート付近の紅葉は、まだちょっとくすんでいる、少し早いようだ。
山の中腹方面を眺めてみると、丁度いい感じがする。
たぶん、山頂付近になると、そろそろ見頃は終わりだろう。
周囲を眺めながら林道を歩いていく。
孫右衛門の滝はそれなりに水量があり、いい感じで落ちていた。
先週までは、かなり沢の水量が多かったが、だんだん、通常に近づいてきているようだ 。

曲橋を過ぎ、伊勢沢正面の小尾根の踏み跡を降りてみた。
この道は丹沢の谷110ルートで紹介されている道だが、ちょっと急である。
100M手前の釣り師が使用している道(曲沢橋から50M、石垣が切れた所)の方が、傾斜が緩やかで、安全だ。
小尾根道は丁度伊勢沢出会いのすぐ上に降り立つことが出来る。
神之川の水量はそんなに多くはない。簡単に渡渉できる。
伊勢沢の水量はちょっと通常より多そうだ。
周囲の紅葉を眺めながら、なるべく水に入らないような道を選びながら遡行して行く。
F1の水量は多い、上部は幅一杯強い水流で落ちている。ここは迷わず巻き道を使う。
浅瀬や踏み跡を拾いながら登り、F2の前まできた。

滝の右側に広がる紅葉が綺麗だ、滝と紅葉を入れてシャッターを切る。
F2は左側にある残置ロープを利用して巻くのだが、一番下まで落ちているロープが少し怪しい。
途中で一部切れて細くなっているところがある。
あまり負荷をかけないで、次につかめる太いロープまで使用し、気を使いながら登った 。
右沢から落ちる滝も2条でいい感じになっていた。
三ノ沢に見える滝は水量多く見事な滝になっている。
大滝手前F3の滝の水量も多い。ここは素直に右の鎖に取り付く。
鎖には細引きが結んであり下まで垂れていた。
おそらく、釣り師がつけたものだろうが、あそこに鎖があるなという程度しか用をなさない。
今日は水量が多いので、上段に降りて、上まであがるときには、かなり下半身が濡れてしまった 。

大滝の水量も通常よりは多い。
上部から左側に2条水流が落ちている。
肝心のもみじの紅葉はいまいちだった。
やはり、滝前は日の当たる時間が短い、先が少し赤いだけ、一週間先くらいがベストかなあ。
全体が赤く紅葉するのか、それとも黄色や緑のままで終わってしまうのか良くわからない。
水量が多い大滝を見られたことが一つの救いか。
黄色い部分の紅葉を前景に入れながら写真を撮りまくった。
ちょっと時間がたつと少し寒くなってきた。
大滝には太陽の光が当たらない。
陽の当たっている周囲の紅葉は丁度盛りのようだ。
さあーそろそろ帰ろう。下りもゆっくりと降りていく。
沢の中の紅葉はいまいちだが、周辺のいいところを撮影しながろ、下っていく。
林道へ上がる道は、100M下の楽なふみ跡を登る。
大分雲が出てきた。スポット的に陽の当たる紅葉を撮ったり、小洞沢の滝を入れた紅葉などを撮りながらゲート前まで戻った。
車――――大滝――――車
7:55 10:30 15:30
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