石砂山・ギフチョウと荻野高取山


4月8日、9日(土、日)晴れ。
今週が最後かも、と思って、週末石砂山に通う。
土曜日は、昼頃前線の影響で雨が降る予報だったため、ちょっと心配だったが、なんとか見られた。
早めに自宅を出発、早朝の早いうちに、荻野高取山にあるという滝を先に見ていく。
この滝は、先週探して見たが、みつからなかったので、もう一度チャレンジ。
ゴルフ場にある、打ちっぱなし練習場の、駐車場奥にちょいと止めさせてもらう。
早朝にもかかわらず、ガンガン打っているので、打球を気にしながら、桜コース18番ホールと打ちっぱなし練習場ホールの間にある、市道を歩く。
道路上にも、幾つかゴルフボールが転がっていて危ないので、早足で通過。

本コースは、まだ人がいないので、18番ティーの下まで来ると一安心。
2番コース奥に、上飯山方面への標識板がある。 先週は、ここからさらに右へ行き、高取山方面へ進み、尾根まで登った。
先週、高取山直下の二つの沢を探ったが、今日は、ここから、小沢沿いに、上飯山方面へ入って見た。
この沢は、水量はあまりないが、多少は流れている。 杉林に入り、しばらくして丸木橋がでてくる。
先の二股を、水が流れている右側の沢に入り、数十M行くと、目指す滝はすぐに見つかった。
落差6Mほど、水量が少ないが、垂直の滝だ。
雨が降った後に来ればいいかも。
入り口から、ほんの10分くらいで着いてしまった。 高取山周辺にある滝は、これ一つだけらしい。
現在、裁判ざたになっているらしいが、尾根が200Mも削られれば、この滝も水がなくなるだろう。
先週登った尾根上には、”発句石”という1Mくらいの石があり、三方に文字が刻まれている。
また、麓にある”松石寺”からは、四国88箇所巡りになぞらった”88体”の石仏があるという。 以外と急坂が続く登りだった。

滝を見つけるのが、早めで良かった、本コースが始まらないため、いやなゴルフ場の間の道を遠慮しないで通れる。
さっさとゴルフ場を出、国道に出る。
時間が早いため、宮ヶ瀬にある鳥居原駐車場でしばらく時間つぶしの休憩。
くもりがちな空に日が差してきた、これはラッキールーラ。 8時過ぎ、牧馬峠に着く。
少し肌寒い、まだ時間は早いが、ゆっくりと歩きだす。
中沢分岐の尾根まで歩いたが、まだ一頭も姿が見えない。 時間が早く、気温の上昇もに鈍いからだ。
寒暖計がぶら下がっている木の前で、気温の上昇を期待しながら、早くもビール抜く。 気温は7度、これでは活動しない。

日が差し、ほんの20分で3度上昇、10度になった。
9時半頃、一頭発見、それからは、立て続けに見かけるようになった。
少しぶらついていると、下から腕章を腕に巻いたパトロール員が登って来た。
食草を確認の意味で、おしえてもらった。 今年は、今週がさかりだろうと話す。
今日は、今まで見かけなかった、すみれの吸蜜や野イチゴの白い花への吸蜜も見ることが出来た。
ただ、決定的な瞬間はことごとく逃す。 デジカメのタイムラグはいかんともしがたく、一眼レフがほしくなる。

11時過ぎ、空が黒く、暗くなり、風も強くなってきた。早めに下山する。
翌9日(日)快晴。 今日は峠付近は込むだろう。
9時過ぎ、中沢地区へ向かう狭い道に入る。 普通車がやっと走れる道で、少し落石があったりして怖い道だ。
この前降りた尾根の手前に車を止める。 小沢を渡り、尾根道に登ると、すぐ一頭に出会う。
飛びがひらひらと弱いので、すぐに止まる。 ここで最初の一枚を撮影。
登りながら、数頭のギフチョウと数人の撮影者に出会った。 今日はいたるところに、撮影者が入っているようだ。
捕虫網を持った、県の関係者、卵を確認する地元の人々等々。
気温が高いため(15度)、蝶は早めに上へ移動してしまうだろう。
対岸に見える、やさしい尾根が気になる、おそらく中沢地区の最奥へ降りられると思う。
まあまあの写真も撮れたことだし、その尾根を確認しながら下ってみた。 尾根上には道があり、注意看板もある。 予想通り、最奥民家の上に出る。
庭を通り、少し道路を歩くと、道路脇のすみれの花に二頭のギフチョウがいた。
しばらく、後追いしながら撮影、この地区の人は庭先にギフチョウが見られる環境なのだ。
さあ、今年も色んな姿のギフチョウが見られ満足でした。

車―――発句石――――車

6:30  7:40   9:30

 

車―――中沢分岐――――車

8:00  9:30   11:20

 
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