石砂山・南東尾根


平成22年3月20日(土)快晴。
腰の痛みが無くなったと思ったら、今度は、ここ2,3日、朝起きると、歩けないくらい右足踵の上が痛い。
いったい身体はどうなっちゃっているのか。
地震や火災が起きたら、まともに歩けないからこまっちゃう。
それが、起きて5分もすると、なんとなく普通に歩けるようになる。
腫れてもいないので、痛みはどこからくるのだろう。
山はちょっと心配だったが、なんとかなるだろう、と思って出る。
気温も高く、そろそろギフチョウが活動する季節になってきた。そんなところで石砂山へ出かけて見ました。
閉鎖された青の原の家近くに車を止め、吊り橋を渡る。落ちている牧馬大滝の看板を見て、上仲沢川へ降りた。
大滝へ寄って見たいが、今日はやめー、堰堤の上から仕事道に乗る。
しっかりした道が続き、小沢沿いの右岸尾根を歩く。
踏み跡は落ち葉で解りにくいが、尾根上を選びながら歩く。
植林帯に入るとしっかりした道になっていく。
地形図上の425M、406M、401Mと、ほぼ400Mの尾根歩きだ。
右に牧馬集落、左手に道志川越の青の原集落を見ながら、10M以内のアップダウンする尾根を拾いながら 歩いていく。
送電線の巡視路と交差する。これから先は、急な石砂山南東尾根の登りになる。

立ち木を掴みながら、ふんばりのきかない急斜面をあえぎあえぎ登る。
ややなだらかになると、人の姿が見えてきた、頂上は近い。
山頂には、若者グループと家族連れのグループ2組が来ていた。
ここまでギフチョウの姿は一切なかった。休憩しながら、おにぎりを食べ始める。
すると歓迎してくれたように、1頭のギフチョウが飛来してきた。
若者達と家族連れが興奮しながら、撮影する姿を眺めながら、ギフチョウの姿を目で追う。
私の周辺にも、まとわりつくように飛んできた。
カメラを持たないで、ゆっくり観賞するのもいいもんだ。
3分ほど飛来していただろうか。何処かへ去って行ってしまった。
着いてすぐに見られるとは、非常にラッキーでした。
少しの休憩で出発、牧馬峠への道を下る。
山頂で見られたのだから、多少他でも見られるだろうと高をくくっていたが、一向に姿は見られず。
ほぼあきらめかけていた下山途中、目の前に1頭のギフチョウが飛来してきた。
行ったり、来たりしてなかなか止まらない、じっと木に寄りかかりながら静かにに待ち、止まるのを待つ。
3M先に止まった。少し小枝がじゃまだ、少し身体を移動したところで、ギフチョウは去って行ってしまった。
2,3枚しかシャッターが切れなかった。
それから、しばらく待ってみたが、もう現れることはなかった。
まあ、いいか、姿は見られたし、ピンボケの写真でも撮れたのだから。
419M峰から、中沢地区の民家の少し下に出る。あとは町道を歩いて下るだけだ。
尾根の途中にあった寒暖計の気温は、18度をさしていた。
道路脇からF4の滝を見ようとしたが、ロープなしのためあきらめる。
県道に出て、枝沢などを見ながら、ぶらぶら下る。
水量は少ないが、下が見えない滝がある枝沢があるのを見つけた。。
道路から覗きこんで見る。かなり垂直に近い滝だ。もう少し雨が降った後に来てみようか。
夜、大雨と雷が鳴り、強風が吹き荒れた。絶好のチャンスがすぐに訪れようとは。
朝、雨があがったところで、昨日見た枝沢の滝を見ようとすぐに出かけた。まだ大雨警報が発令中でした。
期待に胸が膨らんだがが、水量はそれほど増えていなかった。
保水力の無い小沢は、雨が降っているときぐらいしかじゃなければだめらしい。
道路から、滝下までの下降を試みる。捨てられたゴミだらけの急斜面をトラバースしながら近づき、なんとか滝下へ出ることが出来た。
落差は30M以上あり、下に15Mの滝が続き、傾斜の強い滑滝で一気に落ちている。トータル100Mはある、滝の沢でした。
あらためて思うことは、この上仲沢周辺はすばらしい滝が数多くあるということでした。
余談ですが、朝落ちていた、手作り大滝看板が、紐で縛りなおされ、立っていました。

車――――石砂山――車

8:00  10:40  13:30

 

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