丹沢・皆瀬川系、一ノ沢、ワリ沢


7月13日(土)雨のち曇り、のち時々雨。
台風の影響による大雨で川の水はかなり増水をしている。 普段静かに流れている、ここ、皆瀬川も、かなり大きな音で流れている。
八丁までいく途中、かなり強く雨が降ってきたので、安全のため道路の広いところでしばらく様子見。
30分ほどしたら小止みになったので、終点ゲート前まで車を進める。 川の水量は普段の倍くらいあるかんじだ。
まだ雨が降っているが、空が明るくなってきたのでカッパを着て、出発。 舗装された林道から、沢沿いの山道に入る。
前来た無名沢の滝は、瀑音を立て幅広く落ちていた。 雨粒を避けながら撮影する。
ここで本流を渡り、堰堤横右尾根を、トラロープをひっぱりながら登る。 堰堤の上に出ると広い河原、水もそう濁っていない。 河原を少し歩くと右岸から一ノ沢が静かに合流している。
一ノ沢に入ると、しばらくは穏やかなゴーロが続く。 正面を見てもあまり高い山が見えず、何も無い沢で終るのか不安だ。
しばらくすると左から小沢が合流し、沢は狭くなってきた。 沢は右に曲がり、3Mの最初の滝がかかっていた。 その上にも滝が見える。
この3M滝は左から巻く。 巻きながら上の滝の様子を見ると、登って行けそうなので、また沢に降りる。 次も3Mの滝、ここは流芯を突っ張りながら越えて行く。
この上は広いゴーロになっていて、この先あまり期待できそうもない。 しかし、あにはからんや、大滝の出現だ。 みごとな直瀑で、20Mくらいの高さから落ちている。 水量も多いので豪快に空中を飛んでいる。
ここは滝をみながら、左から巻く。 この上はまたゴーロ、周りの植林も近づいてきて沢も浅くなってきた。 それでも、もう少し行って、沢の変化がありそうなところまで行って見る。
しばらくすると、正面に白い筋が見えてきた。 沢が大小4本に分かれ、合流しているところに出た。 すべての沢が滝で合流しているところだ。
左から3Mの滝2段、滑滝が入る。 右からは6Mの滝と5Mの直瀑が落ちて合流。 正面が本流と思われるが4Mの斜瀑で落ちてきている。
たぶん通常の水量であれば、左右の沢に水はあまりないだろう。 本流と思われる滝の上に、もう一つ滝が見えるので、そこまで行って見る。 幅広の左右2条に落ちる5Mの滝だ。
ここいらで、普段はあまり水量がなくなるだろうと思い、一ノ沢の探険はここまで。 何も無いと思っていた最後に滝が集中しているところに出て感激だ。
雨もやみ、時々太陽も顔をだすようになってきた。 出会いまで戻り、もと来た道を林道まで歩く。
途中のクラミ沢は、水量がすくなく、面白くなさそう。 空は明るく、もう一つの沢ということでワリ沢に入る。
林道から木の階段で本流に降り、渡渉するとすぐにワリ沢が合流している。 以外と水量はありそうだ。 出会いからは少し倒木のうるさいゴーロの沢をたどる。
どこかのホームページで、ワリ沢から高松山に登ったという記事を見たようなきがするが、 沢を登って高松山にいったということは、滝はないかも。
しばらくは淡々としたゴーロ、やがて堰堤が出てくる。 この堰堤は右から越える。
またゴーロが続き、今度は三段の堰堤が出てくる。 この堰堤越えが一つの難所で、周りを見まわしたところ、左からしか越えられないようだ。
木の根をつかみながら進み、へつるようにして2段目の上に出る。 三段目は右から簡単に越える。
沢は大分狭くなってきた。 どうやら、この堰堤越えからが、このワリ沢の面白いところが始まるらしい。
沢はゴルジュ状になり、小滝が出てくる。 右から空中を飛んだ滝が出てきた。 下部は大きくえぐれ、上部の岩はいまにも崩れそう。 あと持って数年か、もろい砂岩質なので、いつかは落ちてしまうだろう。
右から小沢が合流し、本流の正面に5Mくらいの滝が出てきた。 雨がまた落ちてきて、くらいところで、なおいっそう暗くなってきた。 水量はあるが、普段の水量はこの半分くらいと見て、上の方を眺めながら ここでやめることとする。
雨がかなり強く降ってきた、慎重に堰堤部分を降りる。
沢の出会いまで戻り、林道に上がると、雨は小止みになってきた。 今日は1日こんな天気だろう。
車に戻ると雨はほとんど上がってしまい、ところどころに青空が見えるようになってきた。
これで、ほぼ、皆瀬川周辺の沢の探索は終りだ、次はどこにしようか。

車――1ノ沢出会――F1・20M――四滝出会――ワリ沢出会――F1・5M――ワリ沢出会――車

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