梶野沢と無名滝


3月26日(火)晴れ。
牧馬のギフチョウを見ての帰り、何か一つ滝を見たい、と思い梶野沢へ寄ることにした。
以前出会いまで行ったルートを思いだして見ると、確か左岸の尾根をずーっと降りて行った気がする。
県道の路肩に車を止め、下降ルートを確認してみる。
丁度カーブをしている所で、ガードレールが切れている所があり、沢まで降りられそうだ。
沢床に立ち、少し下ると堰堤があり、両サイド沢沿いの下降は厳しく、一旦左岸尾根に上がる。
沢を見下ろしながら下ると滝の落ち口が見えてきた。
下降出来そうな所を探したが急な崖が続き降りられそうもない。
以前は簡単に降りられたような気もしたが、左岸サイドからの下降はあきらめ、直接、道志川への下降を試み、少し歩いて探って見た。

梶野沢の支流のような、少し水の流れがあるような所まで確認してみたが、すべて厳しい立った壁、とても降りられそうもない。
再び梶野沢左岸サイドに戻り、もう一度下降ルートを探す。
ようく眺めて見ると、かすかな踏みあとがある。
尾根筋を拾うと出会いまで降りられそうだ。
しかしながら、かなりの傾斜があり、ちょっと危険。
安全のためロープを出しながら、左岸、滝横の凹角斜面を下った。
降りた所が丁度滝の下、なんとなく、以前の下降ルートを思い出してきた。
相変わらず、滝下には生活ゴミがあり、少し汚い。
滝自身は水量と高さがあり、立派な滝だ。
高さは2段30Mくらいあり、両岸は切り立った壁が続く。
右岸、前戸地区からの下降も、傾斜はきついがロープがあれば可能だろう。
しばらくは、今年初見の滝らしい滝を見ながら、撮影する。

時間的に、丁度太陽が滝上近くにあり、少々撮影しにくい。
撮影後、道志川に出て、周囲を眺めて見る。
上流と下流に滝が見えている、それぞれどんな滝か確認してみることにした。
まずは、梶野沢から100Mくらい上流にある滝。
この滝は上を歩いた時、梶野沢の支流のように感じた所の滝だ。
上部では水量はわずかで、滝になっていることは想像出来たが、思った以上の水が落ちている。
箱根の千条の滝を大きくしたような感じで、以外と綺麗な滝だ 多分、以前、青馬橋から道志川を下降してきた時、見たことがある滝だったと思う(後日確認)。
この滝前から対岸を見ると、植林帯越しに滝のような流れが見える。
なんとか近くまで行って確認したい。
近くで横断出来そうな所を半分歩いて見たが、水流が強く、カメラを背負って渡る自身がない、途中であきらめる。
次に、梶野沢より、50Mくらい下流の滝を見に行く。
この滝もいい感じの滝で、15M、多段の滝だった。この滝は見た記憶になく、新滝のようだ。

この滝の前は、川幅が広く、流れも緩やか、水深も浅く、渡れそうだ。
道志川は水量が多く、なかなか渡渉出来る場所がないが、ここは簡単に横断出来ラッキー。
植林帯を歩き沢に近づく。
まずまずの水量があり、3段10Mの滝があった。(この沢も無名、調べたがわからず)
確かこの上には林道があるはずだ、滝近くまで階段状の仕事道が降りていた。
なんとはなく見にきた梶野沢の滝で、ついでに新しい滝が二つも見られ、いい1日でした。
帰りの登りは、ぎりぎりロープ等はなしで県道まで登ってこられた。
この時期はまだ蛭等はいないが、もう少しすれば、蛭やマダニ等に気を付けなければならない。
今年は、足の痛みを気にしがらなので、ぼちぼち歩こうと思う。
結局、昼飯抜きの時間帯になり、夜の酒が美味しく飲めそうだ。

車――梶野沢出会――――車

12:30  13:00   15:00

 

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