雷沢


10月6日(土)晴れ時々曇り、土沢系雷沢。
大滝連発、大当たりの雷沢、今日の目的は入道の滝と雷沢。
地形図を見ると等高線がわりとせまく、名前の雷が何かあるのを予感させるような沢だ。
いつも水量を推し量る、246からの水無川堰堤の水は、通常時の1.5倍くらいある。 先日降った雨が以外と多かったのだろう。おもわずうれしくなる。
浅瀬の道路沿いは、三連休のこともあり、かなり車が駐車してある。 ほとんどが釣りのための駐車だ、10月15日からは禁漁となるため、今後はかなりすくだろう。 いつもよりずっと手前に車を止める。
浅瀬から林道を約1時間歩き、土沢の東京電力取水口への道を進む。 吊橋を三つほど渡る歩き安い道が、取水口まで続いている。 取水口では、半分ほどの土沢の水を、発電用に取ってしまっている。
ここで渓流シューズに履き替え遡行を始める。 土沢の水量はかなり多く、流れも速い。
大きな石のゴーロ歩きとなるが、川幅が狭く、水量が多いため、ルートに苦労する。 しかし、左岸がけっこう岩場になっているのであきない。 20分ほど遡行すると雷沢の出会いに着いた。
おやぁ、ここは見覚えがあるぞ、そうか、二年前入道の滝を見に来たおり、ここまで来たのだ。 本流は、川幅一杯の2Mくらいの魚止めの滝になっいて、絵になるところ。 とりあえず、雷沢はあとにして、ロストデータの入道の滝に向かう。
5Mくらいの堰堤を右から越し、二年前の冬見た、入道の滝を目ざす。 今日の水量からすると、瀑水となっているのではないか。 案の定、近くまでくると水煙が見える。 ものすごい水量だ、土沢本流の水を一気に落としている。 下部は空中をすっ飛んでいる。
ここで写真やら、休憩等で30分ほどすごし、また雷沢出会いまで戻る。 出会いは少し狭く、なにか有るような感じがする出会いだ。 しばらく登ると、F1・5Mの滝に出会う。
ここは右から小さく巻き、2、3Mの小滝を越す。 この先沢床も浅くなり、まわりの風景を見ると、平凡な沢のような感じになってきた。 地図を見ると、この先で二俣になっているようなので、とりあえずそこまで 行ってみようと思い、登り続ける。
二俣らしきところに着き、右俣を見ると滝が見えるではないか。 さらに、正面の先にも滝らしき筋が見える。思わず、内心やったと叫びたくなる。 先に右俣の滝下まで行ってみる。
幅広の美しい滝だ、10Mくらいあるだろう、すばらしい!!。 戻って正面の滝を見ようと歩き、左を見たら、ここにも立派な滝の姿があるではないか!!。 思わず背筋がぞくぞくしてきた。
なんとここは三俣になっており、それぞれにすばらしい滝が落ちている。 打ち上げ花火が、どっかん、どっかん、どっかんと三連発のようだ。
水量はほとんど同じくらいで、真中の本流らしき沢が少し多いか。 左の沢の滝下まで行き、写真を撮る、ここも10Mの立派な滝。 戻り、正面本流の滝に進む。
手前に、5M階段状の滝があり、水流沿いに登る。 本流の滝は、三つのなかでも一段と美しい直瀑で、15Mはあるだろう。 なんと、さらにその上にも滝の姿が見える。 ここには4つもの滝があるのだ。
今まで、このようなところは見たこともない。 あまり、期待してなかったが、滝のオンパレードとは。 これ以上先は、見たところ何もなさそうだし、滝の巻きも大変そうなので、ここで満足 し、帰りについた。
降りながら見る、出会いの土沢の景色も美しい。 充実感を胸にして林道に上がった。

 車――――取水口――雷沢出会―――入道滝―――雷沢出会―――雷沢三俣―――車

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