一ノ倉沢と金沢


8月7日(木)〜8日(金)
今年の夏は何処へ行ってみようかなあ、と前日考え、一ノ倉沢経由で金沢へ行くことに急遽決定。
来春には北陸新幹線が開通、北陸線が第三セクターにでもなれば、もう、利用出来ない。
帰りに横浜駅で青春18キップを購入する。
週末は台風がやってきそうだ。金曜日までは大丈夫だろうと思って決行する。
木曜日の相鉄始発電車で横浜に出、青春18キップの旅が始まる。
東京、上野、高崎、水上で乗り換え、土合に9時47分着。
一ノ倉沢までは、往復3時間程度のトレッキング。
トレッキングといっても、舗装道路を歩くだけののんびりコース。
次に乗る下り電車は13時50分までこない、約4時間ほど時間がある。
土合駅下りホームはもぐら駅、出口までは約500段の階段を登る。
電車を降りた時は寒いくらいだった、登るにつれだんだん暖かくなり、途中で丁度いい気温になる。
改札は無人、外は夏空、ここでも暑い。駅前から国道291号線を歩いて行く。
20分ほど歩くと谷川ロープウェー駅、天神平から谷川岳へ登るのはここからスタート。
この先は車両通行止め、歩行者と自転車のみ通行可能だ。以前は一ノ倉沢出会いまで車で入れた。
歩くのが困難な人には、無料の電気自動車が利用できる。

周囲の空を見回すとあちこちに入道雲が出ている、午後はにわか雨が降るかもしれないが、午前中は大丈夫だろう。
ほとんど平坦な舗装道路をのんびり歩いて行く。
右手には白毛門と湯檜曽川、笠ヶ岳もちょっぴり見えてきた。
平日ながら、家族つれや、中高年グループと時々すれ違い、人気度が伺える。
まずは、マチガ沢の景色が見えてくる。
ここの景色も谷川の岩場独特で、素晴らしい景色だ。
ロープウェー駅から約1時間、一ノ倉沢の前に着いた。
いつ見てもここの景色は素晴らしい(ベストは日の出直後)、沢には残雪があり、そこから流れ出る水は冷たい。
2,30人ほどの観光客が眺めを楽しんでいた。
写真撮影をしながら10分ほど滞在、再び舗装道路を下る。
夏休みの行事だろうか、中学生の団体とすれ違う。
下り長岡行きの時間を考えて、時間調整、ロープウェー駅の展望レストランでビールを飲み、昼食とする。
土合駅直ぐ下にはドライブインがあり、覗いて見ると、上より缶ビールが80円安く、
上に無かった御飯類もあり、ここで昼食にすれば良かったなあ、だが後のまつり。
下りホームまでは、約10分ほどかかる。無人駅のため、もの珍らしさで、ホームまで覗いて行く人もいる。

早くホームへ行くと寒いので、15分前に改札から下る。
トンネル内にヘッドライトを煌々と付けた下り長岡行き電車がきた。
結構降りる人はいるけれど、乗るのは自分だけだった。
さぁー、金沢までの電車の旅が始まる。
国境の清水トンネルを抜けやや暖かくなったところで、買い込んだビールで喉を潤す。
宮内で信越本線新井行きに乗り換え、直江津まで行く。
直江津までは、ほくほく線経由の方が早いのだが、私鉄のため利用出来ない。
直江津、富山で乗り換え今日の最終目的地金沢へ向かう。
直江津で何件かホテルへ電話したが、全て満室、ちょっと考えが甘かった。
ホテル利用はあきらめ、24時間営業のゆめの湯で仮眠することにして、不安ながら金沢へ向かい電車は走る。
日本海は穏やか、波も見えない。
途中、特急列車の遅れの影響で5分ほど遅れたが、無事金沢20時55分到着。
まずは腹ごしらえだ、吉野家が見えたので、牛丼とビールをいただく。
ゆめの湯までの場所はメモしてこなかったので、自宅へ携帯で電話し、行き方を調べてもらった。
金沢駅から40分くらいなので、歩いて行くことにする。

途中、にわか雨にちょっと降られたが、宿泊予定のゆめの湯到着。
かなり色々な施設があり、総合レジャーランドのようだ。
あまり気にしていなかったが、定休日があった、水曜日は休みのようで、ラッキーでした。
深夜コ−スを含めて受付、早速風呂に入り、汗を流す、いい気持ちだ。
仮眠ベッドやリクライニングシートがあるリラックスルームがあり、朝の4時頃まで仮眠した。
早朝、ニュース天気予報を聞き、新聞を読む。朝風呂に入り、6時20分に施設を出る。
今日の金沢は小雨、予報も1日雨だ。
予定は兼六園と金沢城を見学し、近江町市場で買い物、その後、一気に東海道線経由で帰る。
小雨だったので、兼六園まで歩いたが、バスが香林坊経由で結構あった。
途中近江町市場の中を通ったが、まだ準備中の店が多かった。
入園は7時から、金沢城を写真撮影、兼六園に入る。
ほぼ見学終了間際、激しい雨が降ってきた。近江町市場での買い物は諦め、バスで金沢駅へ行く。
駅中で買い物、当初予定より1時間早めの福井行き電車に乗る。
敦賀、近江塩津、米原、大垣、豊橋、浜松、熱海と乗り換えて行く。
熱海駅直前で花火の音がする、車窓から大輪の花火が見えた。
以前、京都からの帰り、やはり花火大会に出くわし、乗り換えが忙しかったのを思い出す。
今日も電車は少し遅れ、乗り換え時間3分、忙しい。
東京行きに乗るとほっとする、これで間違いなく今晩中には帰れるからだ。
真夏の夜は、あちこちで花火大会があったのだろうか、浴衣姿の若者達が目立つ。
藤沢で降り、二日間の青春18キップの旅は無事終了した。
今回の計画はちょっと下調べする時間がなく、行き当たりばったりで、少々反省、
金沢の夜で旬な魚を食べ、飲みたかったが、またいつか、ということで良しとしようか。
残った3枚分はどうするか、また考えるのも楽しい。

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