丹沢・東沢、本棚沢


11月7日(土)晴。
パソコンが立ち上がり後、2,3分で固まるため、修復を考えていたが、何をしてもだめなため、 結局、セーフモードにして、一ヶ月前に復元し、ようやく動くようになった。
おかげで、転送ソフトが消えてしまい、しばらくホームページの更新も出来なくなってしまった。
3日の文化の日は、秋のニカニカ集会にバスで参加、飲みながら楽しいひとときを過ごさせていただきました。
幹事の方々お疲れさまでした。
マシラさんお薦めの涸棚からの富士山を見に出かけてみた。
紅葉も丁度いいようなので、楽しみだ。善波トンネル先から見える富士山はやや霞んでいる。
少し出発が遅かったため、西丹沢出発は8時20分になる。
今日は高校駅伝の県予選の日なのか、のぼりが沢山立ち、朝練の生徒らがそこらじゅうにいる。
つつじ新道を登り、途中から上の林道に出てみる。
林道への道は始めてだったが、15分ほどでドンピシャリカーブの所に出た。
天候は晴れなのだが、なんとなくもやがかかり、山頂付近には雲もある。
紅葉は中腹程度が盛りのようだ。本棚沢入り口である赤い橋に着く。

橋の向こうにパトカーが4台止まっていて、警察官がこっちの方を見ていた。
あわてた感じはなかったので松田警察署の訓練かなと思う。
さっさと沢に降りる。気温は高め、遡行するには申し分ない。
靴を履き替え、滑を登っていく。すぐに垂直のF2・12M滝が出てくる。
ここは左から小さく巻いて上に出る。滑を少し歩いて行くと、この沢の盟主大滝になる。
滝上の紅葉と黒光りした滝がマッチし、なかなか絵になる。
ここも左のガレルンゼを利用し小さく巻いて登る。
この上も滑が続き、登りにくい階段状の滝が出てくる。
この滝は一見簡単に登れそうだが、非常に滑りやすい。
どの道涸棚の上までいくつもりなので、ここから大きく右尾根に逃げる。
尾根をかなり登った所で、沢方向にトラバース。

F6の大岩を目標に中腹を登っていたら、下にガレ沢が見えてきた。
右奥を見ると、涸棚らしき岩棚が見える。どうも、まだ涸棚の下のようだ。
F6の上に出ることは出たが、涸棚はまだはるか上だった。
ガレ沢は涸棚の左下に続いているので、涸棚自身はただの左岸にある岩壁みたいに見える。
さて、この巻きだが、右からは、ちょっと大変そうなので、左のガレ沢を登って見る。
涸棚上に向けて適当に右尾根を登ると下に涸棚の落ち口が見えてきた。
涸棚の上には確かに沢が続いている。やはり涸棚はただの壁ではなく、滝でした。
富士山はというと、頭が見えるだけだ。全体が見られれば、確かに雄大な眺めなんだが、今日の天気では、もうだめだろう。
紅葉を眺めながら、食事休憩。こわごわ下を覗くと、滝は2段になっている。
上段15M、下段35Mといったところか。
着いた時間が遅かったため、檜洞まで登るのはあきらめ、再び下って帰ることを選択する。
ゆっくり休んだ後、下りにかかる。涸棚下まで降り、色んな角度で撮影、水の流れた筋も見えるので、大雨が降れば少しは流れるのだろうか。
ここから下は、巻きがきついので、適当にロープを出しながら、慎重に降りて行く。
緩い滑も落ち葉があり、かなり滑る。一歩一歩足元を見つめながら降りた。
大滝上まで降りれば、巻道を下りるだけだ。
ゆっくり降りたため、出会いに着いたときは3時を過ぎていた。
あとは、靴を履き替え、林道とつつじ新道を下るだけだ。
秋の日はつるべ落とし、西丹沢に着いたときは、4時を過ぎていた。
着替えて、車を出すころになると、夕闇がせまってきた。

車―――涸棚――――車

8:20  12:10  16:10

 

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