奥多摩・片倉谷大滝


6月18日(金)晴。
梅雨の中休みが続くので有給をとり、井戸沢大滝を見に行こうと思っていたのだが、朝起きてみると、調子が悪い。
2,3日前にひいた、風邪がひびき、せきがでてだるい。 こりゃあ、そのまま丁度病休ということにして、そのまま布団にもぐっていた。
しかし、時間が立つにすれ、ちょっともったいない気がしてきた。 食欲はあるし、なんとか普通には歩ける。
よし、行く場所を変更して、片倉谷の大滝を見に行こうと決めた。
片倉谷の大滝は、岳人7月号にのっていたもので、遡行もしくは、登山道から行けるらしい。
決断が遅かったため、出発時間も遅くなってしまった。 車を運転しながらも、少しだるさが出てきたので、どうしようかと迷いながら、後山林道に入った。 どうしても出会いだけは見ておきたい。

林道は工事中だけど、片倉谷出会いまでは、問題なく入れる(林道工事は今日で終了)。
出会いは見たが、どうも遡行出来る体調ではなく、ここからの入渓はあきらめ、小袖の登山口へ回る。
幸、大滝はかなり上流にあり、登山道に近いらしいのだ。 登山道を時間をかけて、ちんたら登れば大丈夫だろうと思う。
遅い時間のスタートだが、前に、高年のおばさん二人組が登っていく。
あとをついて行くように登っていくが、足取りは重く、おばさん達と同じスピードだ。
登山道は非常になだらかで、歩きやすく、小袖地区の上をゆるやかに登り、身体にはやさしい道で助かった。
一歩一歩、ゆっくりと巻き道を登って行くと、尾根上に出る。 ここが堂所といわれているところ。

休憩し地図を見てみると、そろそろこの辺から、谷への降り口を探して行かなければならない。
片倉谷からは下の流れの音が聞こえてくるが、反対側の小袖川は、谷が深く非常に大きな景色が望まれる。
ここから仕事道が谷に向かって降りているので、少し下ってみたが、急に降りすぎなので、ちょっと違うなと思い、再び尾根上の 登山道を歩く。
200Mくらい行くと、再び谷方向に行く、踏跡が出てくる。 木の根元に小さな祠があるところだ。
上流に向かい、緩やかに下っているので、たぶんここから降りられるだろうと判断し、篠笹を掻き分け、入ってみる。 わりあいしっかりした踏跡で、谷に降りていく。
谷近くなると、はっきりしなくなったので、適当なところで谷上に降り立つ。
古いトタンや、山葵田跡の石垣があり、人間くささが目につく。

100Mも歩くと二俣。 ここは水の多い右に入る。
そしてまた100Mくらい登ると、大滝が見えてきた。 ばっちり、正解だった。
山葵田跡は滝下まで続き、落ち口上にも、囲った網が見える。 水量はあまりなく、簾状に落ちている。
落差は、20Mにちょっと足りないくらいか。 わりあい、楽にこられてよかった。
右の崖には小さな横穴が見える。 写真を撮りながら、十分な休憩をとった。
帰りは、ただたんに、下るだけなので、楽に降りられた。
体調不良のわりには、一つ目的の滝が見られて良かった。

登山口――堂所――――大滝――――登山口

10:15 11:40  12:10(13:10)  14:50

 

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