奥多摩・川苔谷・桂谷


10月31日(日)くもり。
早朝の強い雨音で目がさめ、天気予報を見ていたら、昼間は雨があがるらしい。 よーし、行こう、さーてどこにするか、。
雨量が多かったので、小さな谷へ行こう、ポイントは三個所にする。
川苔谷・桂谷に行き、聖滝の上部を見て、時間があったら、海沢・出石窪の2段目をなんとか見れればいいかな。 出かけるときには雨も上がり、なんとかなりそうだ。
相模川や多摩川はかなり濁っている。もう少し水量が少なければいいんだけどなあ。
今日あたり出かける人はいないなあと思っていたら、やはり、川苔橋手前の駐車スペースはしっかりと空いていた。

今日は昨日と比べるとかなりあたたかい、歩いていると汗をかく。 川苔谷本流も少し濁りがあり、水量も多い。
聖滝上部は帰りに寄ることにし、舗装された林道をどんどん登る。
竜王橋をすぎ、川苔谷沿いの登山道を見送り、なおも林道を歩く。 眼下に百尋の滝が見えてきた。
ここから眺める百尋の滝もきれいだ。 おしむらくは、崖崩れで埋まった手前の滝が見られなくなったことだ。
その姿を見たことはないが、ここから見る景色は、すばらしかっただろう。

百尋の滝の上の流れは、林道沿いに流れている。 下の流れを見ながら、林道を歩く。
大きな音がしてきた。 橋の下に大きな滝がある。
落差は12Mくらいか。 林道から眺めるだけで、沢を歩いていたら巻きようがない、巻き道は林道である。
橋の名前は、滝上橋と書いてあった。 ここら辺から、渓相がいので入渓する。
水量が多いので歩きにくい。 道はまだ沢沿いに続き、やがて二股になる。
右は林道沿いに続くので面白そうもない、左俣に入る。 水量比は1:1でやや右が多い。
あとで確認したら、左が桂谷で右が塩地谷、正解であった。

左に入ると、すぐにゴルジュになる。 2、3Mの滝が続きすばらしい。
両岸は狭まり、水線沿いにいくしかない。 ちょっと巻くのにロープを出した。
3Mくらいの滝が登れないので、巻き道はと見ると、右に古びたロープが下がっている。 上は枯れ木に結んであり、非常にあやしい。
一度、全体重をかけてみたら、なんとか使えそうなので、半分くらいの体重をかけながら、右壁を登る。 以外と大丈夫のようだった。
このゴルジュ最大の8M滝が出てきた。 ここは巻くしかない。

幸、右上に木の橋が見える、仕事道があるようだ。
ここはガレルンゼを登り、一旦仕事道に上がり、小さく巻く。
仕事道は小尾根の方に上がるので、また、すぐに沢に降りる。
S字状の流れを終わると、狭いゴルジュもおしまいだ。
しばらくは、釣り師が好みそうな渓流で、魚影も濃い。 すぐに仕事道の橋がでてくる。
しばらく、緩い流れを辿ると、また、ちょっといい感じになってきた。 それも、つかの間、すぐに石積みの堰堤がでてくる。
もじどうり、この堰堤で、ジ・エンド、しゃれにもならないか。

ここを登ると、左岸は大ガレの林道法面、50M上にガードレールが見える。
沢は、小川のような流れになる。 ガレと立ち木の急斜面を登り、林道に出た。
2トンダンプが、さらに上の工事現場に土砂をガンガン運んでいた。 林道を下っていくと、途中の広場に、大型ダンプも止まっていた。
車で入れれば楽なんだが、入り口のゲートはいつもしまっているのでしょうがない。
晴れ間が見えた天気も、百尋の滝を見ながら、ビールを飲んでいると、どんどんガスが降りてきた。 これはやばい、早く聖滝まで行かなくちゃ。
対岸の巻き道へ回り、水量の多い本流と支流の滝を写真に撮る。
濡れた石灰岩は滑りやすく、落ちれば下段へ一気に行きそうだ。
なんとか天気も持ち、思っていたより、安心して歩けた一日でした。
紅葉は今週末が見頃のようでした。

車―――百尋の滝上――滝上橋――林道―――車

7:30  9:15    9:40  12:15  14:40

 

トップへ戻る