奥多摩・川苔谷
4月17日(土)晴。
ああ、気持ちわりい、むかむかする。
昨日は久しぶり飲み会、少しのみ過ぎた。
車を運転するのがかったるい。
なんとか奥多摩に着き、いつものセブンイレブンで少し胃の中に入れると、なんとかおちついた。
トイレに入ろうとしたが紙がない、今日は運もないのか。
セブンのトイレに紙がないとは。
しかたない、車に戻り、常備の貴重なトイレットペイパーをとり、体調をととのえるが、いまいちすつきりしない。
日原街道に入り、駐車場所を探しながら、進むと、運がいいことに、川苔橋横の最高の場所に、止まっている車がいなかった。
仕度をし、林道ゲート横を入っていく。
ここのところ天気もいいので、水は少なめだ。
まあ、本流だし、丁度いいだろう。
川苔谷の様子を見ながら、聖滝の上まで歩く。
そろそろ、谷に降りる場所を探しながら歩き、カーブミラーがある場所から、谷に降りていく。
川苔谷に降りたところは、逆川出会いの少し上のところ。
さあ、沢モードだ、渓流足袋をはく。
少し歩くと、二条CSの滝。
右・8M、左・6Mくらいか。
早くも立派な滝に出会う。
どちらも垂直のスラブ風の滝で、とても登れそうもない。
おまけに両岸は立っており、とても抜けられそうもない。
早くもジ・エンドか、巻き道が見つからない。
右の急峻なガレを登るか、いっそのこと、林道に戻るかだ。
右上を眺めながら、巻くルートを探る。
登りきって立ち木まであがれば、なんとか行けそう、よっしゃ、登ってみっか。
しかし、以外ときつい、動く石に注意しながら、慎重に登る。
途中に残置ハーケンとシュリンゲがある。
あと少しというところで立ち往生、垂直2Mを突っ張りで登るか、きついガレを登るか。
久しぶりにノドがカラカラ、次のステップを考えながら休憩。
もう、腕力はないしと考え、残置にロープをくぐらせ、ガレをトラバースする。
ロープが目いっぱいになったところで、回収しようと慎重にたぐったが、最後にひっかかり、なかなか抜けない。
あせった、10分ほど奮闘し、ようやくはずれた。
これがないと、先が心配だったが、一安心。
浮石に注意しながら、立ち木が届くところまであがる。
対岸の林道くらいまで登った。
この先も、急なザレ斜面が続く。
次の滝が下に見えるが、なかなか降りられるところが、見つからない。
さらに大きな滝も見える。
へたに降りると、あがることができなそうだ。
次の滝の下に降りるのはあきらめ、先に進む。
大きな滝の上に降りられそうで、そこからは、対岸の林道方面にも上がれそうだ。
慎重に降り、大滝の上から覗く。
高さは15Mくらいあり、これが、下百尋の滝かもしれない。
林道から見える、大きな滝だ。
スラブの壁を、幅広く滑り落ちている。
落ち口のCSに腹ばいになりながら、下をのぞいた。
やはり、下に降りなくてよかった、とても登ってこられるようなルートはない。
この上には、またまたCS・6Mの滝、これも登れない。
ここは左から巻く。
巻いて沢に降りたところ、先に橋の橋脚が見えてきた。
あっ、ここまできたのか、以外と近かった。
橋の下にも滝がかかっている。
三段・8Mくらいの滝だ。
滝壷は深く、泳がないと渡れない。
この滝の写真を撮り終わって、林道にあがった。
それにしても、距離にして、たった2、3百M、ここで2時間もかかってしまった。
本流遡行の核心部かもしれない。
この間に、見ごたえのある滝が6個くらいあった。
かなり、疲れて、林道を下って行くと、遅い登山者に「もう帰りですか」と聞かれてしまった。
いやぁー「散歩ですよ」と答えて、すれ違う。
車に戻り、昼飯のおにぎりを食べてから、除ヶ沢を少し覗いて行こうと、奥多摩まで戻る。
町営の駐車場にでも車を止めて行こうかと思い、駐車場まで行ったが、有料の看板を見て、とっとと引き返す。
駅まで戻り、町役場の駐車場に空きがあったので、ちょっと止めさせてもらう。
帰るまで閉められていないか、不安だったが、閉められていたら、あやまれば大丈夫だろうと、沢に向かう。
奥多摩工業のプラント横は、息をつめて足早に通過。
今日の除ヶ沢は水が少ない。
沢は急だが、目立った滝は5Mくらいの滝のみだった。
頭にあった、イメージとはかなり違った。
山葵田が広がるところで引き返した。
役場の駐車場はまだ一杯止まっていて、土曜日でも大丈夫のようでした。
車―――逆川上――橋下の滝―――車
8:40 9:30 11:20 12:10
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