18キップで清里と身延山


令和元年9月6日(金)、10日(火)晴れ。

青春18キップの残った2日を利用し、小海線と身延線の旅へ行って来ました。
9月6日(金)は、天気予報が良さそうだったので、小海線の清里へ行きました。
小海線に乗るのは始めて、日本最高地点を走る路線だ。
最高点の野辺山まで乗ってみたい気持ちもあったが、電車の時間の都合で、清里までとしました。
町田駅を基点、八王子、高尾、甲府、小淵沢、と乗り継ぐ。
途中の日野春駅からは、甲斐駒ケ岳が雲の上に見えた。清里には10時33分に着く、観光客の半分くらいは降りた。

帰りの時間は15時過ぎを予定、時間はたっぷりあるので、周辺を歩くことにする。
ほとんどの観光客はバスで目的の場所へ行くようだ。
とりあえず決めてある行動予定は、吐竜の滝と清泉寮。
吐竜の滝まで3KMほど、線路沿いの道を歩く。
歩き出し、後ろを振り返ると誰もいない、同じような行動予定の人は皆無だ。
天気は晴れ、まだ暑さが続いているが、高原の風は心地よい。
吐竜の滝駐車場から散策道に入る。小海線の下をくぐると、すぐに吐竜の滝。
写真を撮っているカメラマンや観光客が数名いた。
高さ10M、横幅20Mほどの潜流瀑だ、途中の苔が印象的でした。
しばらく写真撮影、この先は渓谷沿いに散策道が続く。
この先は準登山道になるため、ほとんど歩く人はいない、車の人は駐車場からの往復だ。
渓谷道は東沢大橋まで道があるらしいが、現在は途中で通行止め、清泉寮方面へは行けるらしい。
川沿いの道を横断する吊り橋まで歩く、途中、幾つか名前がある場所があるが、たいした所はなし。
吊り橋から先の渓谷道は通行止め、水線沿いを遡行すれば行けそうだったが、無理をせず、清泉寮方面へ登る。
途中、やっと夫婦らしいペアとすれ違う。森の上の建物が見えてきた、あれが清泉寮か、森から出ると広大な牧草地に出る、清泉寮の端のようだ。

少し歩けば、観光客が沢山いるベンチ前、皆さんソフトクリームをほうばっていました。
富士山の山頂付近のみが見える、雲がなければすばらしい景色だ。
早速、定番のソフトクリームをいただく、少し水っぽい、自分的にはいまいちでした。(子供の国のが一番美味しい)
時間はまだ十分あるので、しばらく景色を眺めながら休憩した。
案内図をみながら、次にいいところはないか検討したが、あまりなし、このまま駅まで下ることにする。
のんびり景色や花に着く蝶などを撮影しながら、清里駅まで坂道を下った。
電車の時間までかなりあるので、とりあえずビールと探したが、ありそうな店がない。
清里の通りを眺めながら国道まで歩く、なにか店はないかなあ、と交差点で見回すとセブンの看板が見えた。やっとビールにありつけた。
それにしても、清里の寂れ具合はひどい、平日の金曜日といいながら、開いている店はほとんどなし。
廃業したホテル、開くことのない店、バブル崩壊で寂れたらしい。観光客は来るのだが、決まった所へ行ってしまう。
駅の売店もなし、唯一こんな所で峠の釜めしが売っていた。夕食用に購入、待合用ベンチでゆっくりビールを飲んだ。
15時過ぎ、2両の電車に乗る。小淵沢、甲府、高尾、八王子と乗り継ぎ、町田に着く。

9月10日(火)晴れ。
今日の予定は身延山と道の駅クラフトパークにある切り絵博物館。
台風が9日早朝通過、ちょっと心配したが、18キップ最後の日、身延山へ出かける。
千葉方面は被害があるらしいが、西の電車は通常運転。
今日のスタートは藤沢駅、小田原、熱海、富士と乗り継ぎ、2両の身延線甲府行きに乗る。
途中、富士宮までは通学の高校生が多いが、その先はがらんと空く。
身延線の駅は30を越え多い、身延駅はその中間くらいだ。

駅前には食堂やみやげ物店がある。すぐに身延山行のバスがくる。数名乗る。
15分ほどで終点の身延山、山門まで門前町を歩く。
身延山は日蓮上人の大本山、お寺が沢山ある、とりあえずは、ロープウェイ駅(ネットで100円引)を目指し歩く。
台風一過のくそ暑い日、汗がしたたり落ちてくる。
ロープウェイ駅で土産物を見ていたら、シャインマスカットゼリーがあり気に入った。
職員に道の駅にもあるか聞いてみると、たぶんここだけ、というので、帰りに購入することにした。
20分間隔、7分で山頂到着、晴れてはいるが、主な山の山頂付近は雲の帯、眺めはなし。
東、南、北と展望台があり、雲がなければ、富士山、南アルプス、七面山とすばらしい眺めが見られるらしい。
眺めがないと、ゆっくりいることもないので、適当に散策してから、またロープウェイで下る(歩いて下れば1時間半ほど)。
久遠時の拝観は無料だったが、中には入らず、石段を下る。
白糸の滝と雨乞いの滝という二つの滝が案内にあったので、歩いて見る。
しかし、滝への途中では、案内がなかったので、暑さもあり、途中で引き返した。
観光案内所で滝の場所を詳しく聞くと、雨乞いの滝は、もう少し先、白糸の滝は七面山の麓、歩きは無理でした。
蒸し暑く、とりあえずはビールと、店を探す、酒屋さんらしい店がバス停近くにあり、購入、バス待ちベンチでゆっくり休憩。
身延駅から波高島駅まで二駅電車に乗る、次の甲府行は2時間後。
波高島駅下車は自分のみ、駅の周りには何もなし、道の駅、クラフトパークまで徒歩40分、切り絵博物館2箇所に寄る。
切り絵博物館は良かったが、道の駅はいまいち、土産物は少なく、レストランも寂しい。
地場産等はなく、酒類もなし、アウトドア的な要素が強かった。
聞いて見ると、もともとはもっと質素、これでも良くなったらしい、野菜等求める客は、前後の道の駅へ行ってしまうらしい。
また、波高島駅まで歩くも途中に店はなし、当初ホームには自分だけだったが、もう一人高校生が来た。
波高島から甲府までも沢山の駅がある、甲府手前で並行する中央線に高尾行きの電車が後ろから来るのが見えた。
身延線終点の甲府駅は少し離れた場所にあり、急いで階段を登る、幸、甲府での停車時間があり、発車2分前に乗れた。
夕食やビールを購入する時間がなくて残念、甲府、高尾、八王子と乗り継ぎ、町田に着く。
これで無事18キップは使いきり、今年の夏は終了しました。

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